憧れのスターが結婚、男女の本音は?
2015-11-01 12:37 eltha
◆女性の方が夢見がち? 約半数がショック
好きな異性の有名人が結婚した時【ショックだと思う】と答えたのは、男性36.2%に対し、女性は約半数の46.8%。男性よりも女性の方が深いため息をついている様子。ずっと見続けてきた、応援してきた人だから、もちろん幸せになってほしいという祝福の気持ちはあるものの、男女ともに「なんだか気持ちがモヤモヤしそう」(愛知/20代・女性)、「ショックでご飯が食べられなくなった」(京都/30代・女性)、「片思いの人を奪われたような気持ちになった」(兵庫/30代・男性)との回答が多数。いつかは誰かの王子・お姫様になるものと覚悟を決めていても、その事実はボディーブローのように効いてくるみたい。
「嬉しいかショックかは結婚相手にもよると思う」(神奈川/40代・女性)というように、寄せられたコメントを見ると憧れの人が誰を生涯のパートナーに選ぶか?によってもショックの度合いは異なるよう。具体的にどんなパートナーを選んだ場合がショックかを尋ねると、男女共通で相手どうこうというより【その人が誰かのものになってしまうこと自体がショック】(男性共に37.0%)、【交際期間が短い相手】(男性:23.0%、女性:37.0%)が上位に。また男女別で傾向を探ると、女性は【本人よりも相手の年齢がとても低い】(47.0%)、【相手が一般人】(23.0%)であることに対し、【お金持ちの相手】(23.0%)、【本人よりも相手の年齢がとても高い】(18.0%)相手だった場合に受ける悲しみが大きい様子。
◆ショックを断ち切るには、もっとイイ男、イイ女を探すべし
今回の結果について精神科医の片田珠美さんにお話を伺うと、好きな異性の有名人という存在は多くの人にとって“擬似恋愛の対象”になっているんだとか。女性の方が【ショックを受けると思う】人の割合が高かったのには2つの理由が考えられるそうで、「ひとつは、女性の方が恋愛に関しては夢見がちということ。もうひとつは、自分自身がショックを受けたことを隠さず(気持ちを表に)出す傾向が強いということです。やはりまだ、男性には強がるところがあるのではないでしょうか」(片田さん)。
男女でショックを受ける結婚相手の特徴に違いが出たのも、どこかで“心の中の恋人”と意識していることがかかわっているそう。「女性が男性有名人の結婚相手が若いことにショックを受けるのは、『男はやはり若い女が好き』という厳然たる事実を突きつけられるからでしょう。ある年齢以上の女性であれば、婚活市場での自分の価値が暴落していることを思い知らされるかもしれません。同様に、男性が女性有名人の結婚相手がお金持ちであることにショックを受けるのは、『女は男を金で選ぶのではないか』という自分が何となく思っていたことを、眼前に突きつけられたように感じるからでしょう」(同)。
失恋に近い喪失感から抜け出すためには、「もっといい男、いい女を探しましょう」と片田さん。「しょせん、擬似恋愛の対象に過ぎないのですから。私も福山雅治さんの結婚でショックを受けたひとりですが、“先天性ミーハー症候群”なのでイイ男を早くも見つけました。ドラマ『天皇の料理番』で主演した佐藤健さんです。みなさんも、がんばって見つけてください!」(同)。結婚してしまったからといってファンをやめるわけではないけれど、“次の出会い”が心の傷を癒やす最高のクスリになるのかも!?
【調査概要】
期間:2015年10月9日(金)〜 10月19日(月)
対象:1200名(全国の自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員20代、30代、40代の男女)
地域:全国
方法:インターネット調査
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