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「ひとりぼっちの現実を突きつけられる瞬間が一番つらい」婚活を続けた女性、変わっていった結婚への意識

2022-05-07 08:40 eltha

 学生時代に恋をして、トントン拍子で結婚した人。社会人になって出会った人と20代でスッと結婚した人。このような人々を自然とお祝いしてきたが、「同時にそうなれない人生も知った」というここさん(@coco.m.coco)は、婚活漫画をインスタグラムで発信している。昔は喜べていた友人たちからの「ご報告」も、いつしか心を削るイベントになったと語る。婚活を続けてきたなかで、どのような部分に困難を感じていたのか。

昔は喜べた「ご報告」がいつしか心を削るイベントに(画像:@coco.m.coco)

昔は喜べた「ご報告」がいつしか心を削るイベントに(画像:@coco.m.coco)

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■「本当に私の”最後の恋人”になってくれる?」出会いを繰り返して疑心暗鬼に

 マッチングアプリの運営経験があり、初対面時あるある、アプリで出会う悪い人の特徴、デート時の女性側の心理など、婚活エピソードを漫画で発信しているここさん(@coco.m.coco)。2年間の婚活を経験し、現在はアプリで出会ったパートナーと同棲中だという。婚活中は出会いを繰り返していくなかで、メンタルが落ち込んでしまうこともあったと当時を振り返る。

「お付き合いしていた方に、短期間で振られることが2回続いたんです。そのときはかなり落ち込んで、日常生活を送るだけでやっとでした。女性はどうしても年齢のタイムリミットがあるので、意地で婚活を続けていましたが、なかなかうまくいかず…。普段なら聞き流せるような、結婚や子どもに関する周りの言葉にもいちいち反応して傷つくようになり、病んでいたなぁと思います」

 学生時代に付き合っていた人とそのまま結婚した人や、社会人として出会った人と20代半ばで結婚した人。長年同棲していても別れてしまった人、遊び人や既婚者を好きになってしまう人ーー。恋愛に向き合うなかで、周囲の女性たちの様々な恋愛パターンを見てきたここさんは、気になる人からの告白を受けても「この人は、本当に私の”最後の恋人”になってくれるのか?」「恋人ができても、嬉しい気持ちより不安のほうが勝つ」と疑心暗鬼になる日々を過ごしていた。

 さらに、ライフステージが進んだ友人たちからの「いろんな人とデートできるのがうらやましい」「お金も時間も自由に使えるし、ダンナのご飯も作らなくていいし」という言葉をうけて、日に日に心は削られていく。「うらやましいとか言いながら、心のなかでは自分の方が幸せだってわかってるんだ」と、ドロドロした感情だけが湧き上がる日々だった。

■「結婚って本当におめでたいことなんだと、今身に染みて分かる」

 幼い頃は簡単にできると思っていた結婚。いざ適齢期になって、「結婚」へのイメージはどのように変ったのか。

「周りが結婚出産とライフイベントを進めるなかで、いつまでもひとりぼっちの現実を突きつけられる瞬間が一番辛かったです。大人になったら誰でも自然と結婚して、親になるものだと思っていました。それが今、結婚は努力して掴みに行くものになっています」

 芸能人が利用したことで話題になったり、気軽な出会いから結婚相談所の機能も果たすものまで網羅されていたり、ここ数年でマッチングアプリはかなり受け入れられるようになった。ここさんは「良いことである一方、気軽なお別れも多い」とアプリを活用した出会いについて分析している。

「好意を持っている人と急に音信不通になったり、本命の恋人ができたらすぐ別れてしまったり、そういうお別れを繰り返すことで自信がなくなったとDMで報告をいただくこともあります」

 「心が削られる」を通り越した今、共に婚活の戦場を生き抜いてきた同志からの”報告”は「結婚の難しさを知っている分、おめでとうが爆発する。結婚って本当におめでたいことなんだと、今身に染みて分かる」と漫画に綴っているここさん。

「大したことは言われていないはずなのに、何気ない言葉が引っかかってしまう。当時は精神状態が悪すぎたんでしょうね(笑)。厳しい婚活界にいるみなさんと、慰め合いながら頑張っていきたい。今後も、恋愛や婚活中の気持ちに共感できたり、参考になるような漫画を描いていきたいです」



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