コンビニ飯ダイエットで約10kg減量を達成した男性、「自炊ゼロ=ノーストレス」続けられる要因に
2022-07-04 07:30 eltha
■ダイエットを始める前は1日1.5食「家には自炊するための調理道具もなかった」
Katsuさんは「365日-自炊ゼロダイエッター」として、コンビニで買えるダイエット食についての情報を忖度なしで発信。8.7万人のフォロワーを有している。ダイエットを始めたきっかけは、オフィスが隣の友人との出会いがきっかけだった。
「脂質制限のダイエットを推奨する栄養コンサルタントの坂野晃太さんとオフィスが隣で、よく話すようになったんです。『今は、コンビニでも栄養管理ができるメニューがたくさんある』と話を聞いて、そんなに簡単なら一度コンビニダイエットをやってみようかと食生活を見直すきっかけになったんです」
コンビニ飯を食べ始める前、Katsuさんの1日の食事回数は1.5回。「僕の家には料理道具が何もなくて、フライパンもないんです。以前はほとんどが外食で、夜に人と会って食事をする。それ以外はだいたいキャベツか豆腐を食べている…(笑)。食事回数が少ないから、そんな太らないかなと思っていたけど、めちゃくちゃ逆効果でした」と振り返る。
友人の坂野さんが推奨しているのは、炭水化物は3食きちんと食べて、脂質を管理するダイエット。自炊をする人のために栄養の知識を伝えていたが、Katsuさんが自炊をできない環境であることを知ると、コンビニ飯での食事管理の方法を教えてくれたという。
【コンビニダイエットのやり方】
・食事時間自由
・チート2〜4食/週
・脂質15g以下(1食)
・食間6h(睡眠時除く)
・体重より脂肪を落とす
・野菜は無限に食べてOK
・間食するならお米を増やす
・果糖/砂糖/アルコール避ける
・3食お米(糖質)を食べて間食なくす
・糖質理想/1食
女:40〜60g、男:60〜80g
・何を食べたか毎回記録する
・できるだけ運動をする(1日の歩数は8000歩が目安)
■「全ての食事で少しずつ我慢している」”飽き”が来やすい人の傾向
「1日3食を食べる生活は学生の時以来だったので、こんなに食べないといけないのか…という気持ちはありました。1週間の食事21食中、2〜4食はチート食としてアルコールも摂取していい。普通の食生活を送っている人であれば、そんなに難しいことではないと思います。僕自身はコンビニ飯を食べていて飽きはまったく来ないんですが、『味に飽きてくる』という声は確かにあります。飽きる人の原因は2つあると思っていて、1つは同じものを選びがちだということ。2つめは全ての食事で我慢をしていることです」とKatsuさん。
「自分のイメージの範疇で『なんとなくダイエットに向いてそう』と商品を選ぶ方は多いです。例えば、サラダチキンやサラダを食べておけばいいという発想です。全ての食事において我慢している人も多いです。ダイエット中、昼飯をコンビニで選ぶ人は、基本的に節制をしているので、その前後の食事でも我慢をし続けています。コンビニ以外のご飯でも食事に満足していない。そういう時に『飽きた』と思われやすいのがコンビニのご飯なんだと僕は思います」
食べたいものを食べるために、コンビニ飯を戦略的に選ぶ。その取捨選択ができるよう調整する。コンビニ飯だけで満足する必要はない、割り切った考え方だ。
「コンビニ飯は美味しいですけど、名店レストランの味や雰囲気と比較すると、さすがに名店のほうが美味しいとなりますよね? それでいいんです。食事で満足感をどう得るかのバランスです。ツイートした食事量だけだと足りないというコメントもめちゃくちゃ多いですが、僕がやっている脂質を管理するダイエットでは、1週間で21食を食べきれるかが一番大切です。3食ちゃんと食べると、毎回の食事でそんなに量を食べなくてもやっていける。食間を6時間空けて、3食きちんと食べることを意識してほしいです」
■「続けて大丈夫?」周囲からの疑問には「肥満よりはマシ」と言い返す
「人の体重は水分、脂肪、筋肉の量で主に変化します。『年齢を重ねて痩せなくなった』という人の多くが、どう体重を落とすかを考えてダイエットをしています。最終的には見た目がどう変わるかであって、体重より重視すべきはスタイルなのに…。食事数を減らすと、食間が8時間空くことだって平気であり得ます。筋肉まで燃やされて、代謝も落ちて、脂肪だけが増えていく。リバウンドにつながる悪循環になります」
「コンビニでは栄養が偏るのではないか」「添加物が…」などと、コンビニ飯でダイエットをしていると周囲から「それって続けて大丈夫…?」と疑問をぶつけられることも…。そんな時、Katsuさんが返す言葉は「でも、肥満よりはましじゃない?」の一言だという。
「もちろん、21食完璧に添加物を摂取せずにダイエットができて、3大栄養素がしっかりとれていて…という人に言われたら、何も言えません(笑)。でも、完璧にできている人にはなかなか出会わないですから…。だから、肥満よりはましじゃないか。ストレスがかかるよりは良いんじゃないかと答えるようにしていて、だいたいこの言葉で済んでいます。
僕にとっては、コンビニ飯をやめることによって出てくる弊害のほうが大きいので。仕事がとても暇になったら、自炊するかもしれないですけど(笑)。僕の場合は極端すぎるんですけど、ダイエットに使わない手はないなっていう印象です」
実験的に始めたコンビニ飯をレポートするツイッターのフォロワーは8.7万人に。今では「他のフォロワーさんから知らないものが飛んでくるのがちょっと嫌で…」と新メニューへの執念を見せる。
「この間、大阪に仕事で行った時に”関西限定”のコンビニ飯を買っている自分がいました。該当する商品は『これはまずそうだな〜』と思うものまで買わないと気が済まなくなっています(笑)。今はジムのトレーニングも並行していて、体脂肪率が7.8%のところまで来ました。僕の身体作りどうなるんだと、むしろをやめ時を失っていますね(笑)。いつかコンビニにKatsuコーナーができるぐらいになるまで、今後も、ゆる〜く続けていけたらいいなと思います」
セブンの「ねぎ焼き」は断トツで好き。280種を超えるコンビニダイエット飯の中でも最高峰。ダイエット向きの成分であるとか関係ないぐらい美味い。しかもコレが冷凍で。大きめの店舗じゃないと売ってないので見つける度に買いだめ。常に冷凍庫に5個以上を常備。コレとお米で一生いきていける。 pic.twitter.com/ETFZp9LpfV
— Katsu @コンビニダイエット研究 (@katsu_diet) October 3, 2021
脂質制限中にも1枚まるっと食べられるピザ。しかも旨い。セブンの『マルゲリータ』冷凍でこのクオリティはヤバいし低脂質(11g)さもヤバい。耳はパリっと生地はもちっとして最高。地味にたんぱく質(17g)も高く糖質も適量(47g)食物繊維も約4gという優秀成分。冷凍庫に常備してどれだけお世話になったか。 pic.twitter.com/76n4vkxgxM
— Katsu @コンビニダイエット研究 (@katsu_diet) January 20, 2022
こいつのおかげで運動なし100日5kg減したといっても過言ではないローソン「チーズグラタン」うまいし成分いいし食べごたえあるし冷凍だからすげえ便利。脂質10gとは思えない味だし糖質も絶妙だしでケチのつけようがマジでない。タバスコとの相性も最強。276円とコスパも最強な永久不滅の神商品。 pic.twitter.com/vrGzj766fz
— Katsu @コンビニダイエット研究 (@katsu_diet) May 23, 2022
脂質制限中のダイエッターに圧倒的におすすめのコンビニ飯。セブンの『野菜タンメン』定番中の定番だけど実はこっそり改良が続いてて遂に完全栄養食状態になってるのに気づいてる人は少ない。脂質7g、食物繊維は国の1食基準を超える6g。男性ならおにぎり1個足せちゃうレベル。とりまこれ食ってりゃいい pic.twitter.com/pkPAFVsbnO
— Katsu @コンビニダイエット研究 (@katsu_diet) January 15, 2022