旦那が後輩と“社内不倫”、噂が広がり…「そっちが誘ってきたんでしょ」2人の言い訳にあきれた妻「なんて幼稚なやり取り」
2022-10-12 07:00 eltha
■夫が2度も不倫「こんな父親だったらいない方がマシ」、後悔のない人生を
自身が産休中に、夫が同じ職場の後輩と不倫していたというショッキングなエピソードが描かれた『社内不倫の果て』。原作者のユリさんは、夫とは同じ職場だった。つまり夫が社内不倫したということは、ユリさんと不倫相手は同じ職場ということになる。不倫疑惑が浮上したのは、相手からのLINEメッセージだった。
「初めて夫に不信感を持った時は、心臓がバクバクして息ができなくなりました。その時はまだ夫のことが好きだったため、すぐに気持ちの切り替えはできず、悶々とした日々を過ごしていました」
その後、レシートの形跡や夫の不自然な態度から、不倫の決定的な証拠を掴む。さらに、夫が家庭のお金を使い込んでいた事実も発見。ユリさんはそれらを夫に突きつけるも、妊娠中で子どもへの想いもあって1度は許したが、2人は関係を絶たなかった。離婚を決意して不倫相手も含めた話し合いの場でもめる2人を見て、ユリさんは気持ちがスッと冷めていったという。
「今まで長きにわたって裏切られてきたという事実があったので、もう完全に夫を信じられなくなっていました。『もう不倫はしない』と悲願されましたが、今更信じてもらおうなんて図々しいと思いましたね(笑)。離婚については、子どもの父親を奪うことになるという葛藤もありましたが、彼の不倫が長く続いていたことが分かって、『こんな父親だったらいない方がマシ』という結論に至りました」
ユリさんは会社に離婚を打ち明け、理由も説明して退職することに。2人の関係は社内で噂となり、不倫相手は居づらくなったのか退職。“元夫”は階級が降格したという。ユリさんは同じ立場の人に向けて、「離婚するという選択は、非常に勇気がいるかと思います。だけど、自分の後悔のない道を選んでほしいなと思います」と、想いを語っていた。
■帰宅した旦那から甘い香り…靴下に長い髪の毛、夫の“社内不倫”描く作者のメッセージ
マンガアプリ『comico』で連載中の『サレシタ逆転夫婦』は、出来心で不倫をしてしまった妻がタイムスリップによって、今度は不倫“された”側に。後輩女性と社内不倫する夫との関係に悩む様子が生々しく描かれている。怒涛の展開が巻き起こるSF的要素がありつつも、不倫のシチュエーションやセリフは実体験のようにリアルに描かれている。原作者の山口夢さんは、自身の“サレ体質”が元になっている部分もあると打ち明ける。
「私は独身なので、不倫にまつわる経験はないんですけど、過去の恋愛を考えたら案外“サレ体質”かもしれなくて…。たとえば当時、彼氏と会った時にいつもと違う香りがしたので『シャンプー変えた?』って聞いたら、一瞬『え?』と戸惑った様子で、『間違って母親か妹のシャンプー使っちゃった』って言われたことがありました。ほかにも、コーヒー嫌いの彼からコーヒーの匂いがして、『珍しいね?』と言ったら、『今日はそういう気分』と言われたことも。友だちに話すと、かなり怪しんでいました」
ついその場では納得してしまうという山口さん。本作でも、“違和感”を抱きつつもすれ違う夫婦の関係性が描かれている。
「やっぱりうまくいっていない人たちは、コミュニケーション不足なんじゃないかなと思います。この夫婦もタイムスリップをしてやり直した時、表面上は仲良くしているんですけど、ずっと齟齬が起きています。深く踏み込んだ話をしないので、すれ違ったまま不倫相手に付け入られたんじゃないかと思います」
本作は、社内不倫を楽しむ2人に妻が反撃する場面も見どころ。山口さんは作品を通じて、「自分の人生を正解にするのは、自分にしかできない」「あの時の決断があったから今があるんだと思えるように、前を向いて過ごしてほしい」とメッセージを寄せている。