社内不倫がバレた夫、噂がどんどん広まり…降格人事も妻「養育費を稼いでもらわないと」社会的制裁の実態を漫画化
2022-11-21 07:00 eltha
■社内の部下に手を出した夫、子どもの積立貯金まで“デート”につぎ込み…妻の後悔と未来への決意
職場結婚した夫が、同じ職場の後輩と不倫。しかも夫は、家庭のお金を不倫相手につぎ込んでいた。子どものために1度は許すも、2人の関係はまだまだ続き…。ショッキングなエピソードが描かれた『社内不倫の果て』原作者のユリさんは、「なんでこんな夫と結婚してしまったんだろう…」と後悔をにじませる。
「結婚生活を続けるべきか、離婚すべきか。子どものこともあり、それまでは色々と考えていました。だけど話し合いの場で、夫と不倫相手が『そっちが先に誘ってきた!』などと言い争う場面を見て、『なんて幼稚なやり取りなんだろう…』と思って、自分でも驚くほどスッと気持ちが冷めていきました」
そうして離婚を決意し、会社にも報告。不倫相手の女性は遠い支店に異動となったが、不倫の噂は瞬く間に異動先にまで広がり、居づらくなったのか退職した。元夫は、管理職から一般職へ階級が降格となり、後輩から指示されながら働いているという。
自身の経験を多くの人に伝えたいというユリさん。同じ立場の人に向けて、「離婚するという選択は、非常に勇気がいるかと思います。だけど、自分の後悔のない道を選んでほしいなと思います」と、想いを語っていた。
■「法律は知っている者だけが得をする」経験を公開することで、誰かの役に立てれば
真面目な教師だったはずの夫が、同僚と不倫して失踪、金髪のホストになっていた。衝撃の体験を綴ったコミックエッセイ『失踪した不倫夫がホストに転職してた…』(KADOKAWA刊)には、家族の迷惑など二の次で、言いたい放題やりたい放題の夫と対峙。さらに、持ち逃げした預貯金や養育費を支払わせるために奮闘した幸さんの奮闘が描かれている。
専業主婦で当時2歳半の娘を抱えていた幸さんは、当時の様子について、「法律は弱い者を守るためにあると思っていた」と語る。逃げ回る夫を根気よく捕まえ、失踪期間の妻子の生活費となる婚姻費用、慰謝料、養育費を請求。さらに、踏み倒されないように公正証書を作るなど、離婚を考えている読者にとって役立つ情報が満載だ。
「実際にいろんなことを経験してみたら、法律は知っている者だけが得をするっていうことを実感しました。当時を振り返ると、もっと知識があればよかった…と思うことがたくさんあったので、私の経験が、一人で悩んでいらっしゃる方や困っている方の励みになったり、前向きに行動したりするきっかけになるなど、少しでも誰かのお役に立てればと思いました」
ここまで幸さんを突き動かした原動力は、娘の存在だったという。
「もし娘がいなかったら、すぐ離婚して、お金ももういいやって諦めていたと思います。でも、不倫も失踪も最低だけど、娘に対してだけは、父親である自覚を持って、きちんと責任を果たしてほしかったんです。娘に、パパと一緒に暮らせなくなっても『パパはあなたのことを思って、あなたのためにこのお金を払ってくれているのよ』ってことを伝えたかったんですよね」
養育費の支払いを怠った場合、基本的には公正証書を作成したり、調停で合意をしておけば財産を差し押さえたりと、法的措置をとることができるようになった。しかし、それでもうまくいかず、養育費を受け取れない母子家庭は多いという。
「相手に行方をくらまされると、自分で探さなければいけなくて、お金も労力も時間もかかるんです。それで『もういいか』ってあきらめてしまう人は、きっと多いと思います。結局は“逃げたモン勝ち”なんですよね。だから国の法律やシステムとして、相手がどこにいても踏み倒されないように、居所を知る権利や必ずお金が入るような流れを作ってほしいと思います。養育費は子どもがもらう権利だし、困るのは子どもなんですから。そこはきっちりカバーしてほしいです」