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「日の丸弁当」と思いきや「おかず3品入り」、“映え”をやめた自分弁にSNS爆笑も「めっちゃ美味しそう」

2023-06-28 16:00 eltha

 どう見ても「日の丸弁当」、でも実は、ちゃんとおかず3品が入ってる! そんな不思議なお弁当の正体は、ご飯の下におかずを隠した『隠れんぼおかず弁当』。発案者は介護士として働くおぺこさん(@opeko_bento、@opeko9618)。7年前から“背伸びしない普通の自分弁当”をテーマに100円台の節約弁当を作っている。

「日の丸弁当」に3品のおかずを隠した「隠れんぼおかず弁当」。おかずは一体どこに!? 写真/Instagram(@opeko_bento)より

「日の丸弁当」に3品のおかずを隠した「隠れんぼおかず弁当」。おかずは一体どこに!? 写真/Instagram(@opeko_bento)より

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■「衝撃的に美味しかった」卵焼きとウインナーをのせただけのお弁当

 体力勝負の介護士(訪問入浴介護)として働くおぺこさん。仕事の合間に車内でサッとエネルギーチャージできるよう、7年前からお弁当作りを始めた。

 時短のため「卵焼きは切らない」。おかずがない日は無理せず、ウインナーを主役おかずにする。お弁当に求められがちな“映え”をやめ、“時短・節約・自分が満足する弁当”を追求した“おぺこべん”は、「シンプルなのに美味しそう」と11万人に支持される人気アカウントだ。

『隠れんぼおかず弁当』の初登場は5年前。そのユニークなアイデアにはファンも多く、投稿するごとに「このシリーズ好き」「待ってましたw」などのコメントが寄せられている。

――まずはおぺこさんの基本形、卵焼きやウインナーを主役にしたシンプルな “おぺこべん”について、誕生の背景を教えてください。

【おぺこ】 お弁当作りを始めた当初は、Instagramに載ってる皆さんのお弁当がどれも豪華で盛りつけも彩り綺麗で、そして何より美味しそうで。私もそんなお弁当が作りたい!と意気込んでいました。でも、そのうち「おかずは多い方がいい!」「沢山の色を取り入れた方がキレイ!」など、お弁当はこうでなくちゃいけない。という勝手なルールを作っては自分を追い込んでしまい、だんだんと弁当作りが億劫に…。

――お弁当は「見栄えをよくしないと」というプレッシャーがどこかにありますよね。

【おぺこ】 ところがある日、前日に帰りが遅くなり買い物に行けずお弁当をどうしよかと冷蔵庫を確認すると、大好きなウインナーと卵しかない…。もう今日は卵焼きを作ってウインナーを炒めるだけでえっか。と開き直って、お弁当箱に敷き詰めたごはんの上に乗っけただけのお弁当が完成。それをお昼に食べたら…もうそれが本当に美味しくて。それと同時に気持ちが物凄く楽になって。別に品数が少なくても彩りに偏りがあっても、大好きな物がたくさん入ってたら気分も上がるし、満足感も得られる。更に品数が少ないことでお弁当箱に詰めるのも簡単になり時間も短縮。そうやって日を重ねるごとにどんどんシンプルになっていきました(笑)。

――いざ、開き直ったら“いいこと尽くし”だったんですね。

【おぺこ】 はい(笑)。現在のお弁当は、おかずは基本3品(主菜+副菜+卵)。おかずの数をだいたい決める事で、詰め方もある程度パターン化されるので、忙しい朝でも難しく考える事なく作ることができるようになりました。

■隠れんぼおかず弁当のメリットは「適当に詰めてもどうせ見えないので、めちゃくちゃ気が楽」

切らない卵焼きに大好物のウインナー。おぺこさんの基本のお弁当。写真/Instagram(@opeko_bento)より

切らない卵焼きに大好物のウインナー。おぺこさんの基本のお弁当。写真/Instagram(@opeko_bento)より

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――人気の『隠れんぼおかず弁当』シリーズですが、きっかけについて教えてください。

【おぺこ】 とある日のお弁当のおかずがアジフライ、玉子焼き、きんぴらごぼうの時があり、玉子焼きときんぴらごぼうを詰めたらアジフライを詰めるスペースがなくなってしまい…。並べられないなら上に重ねてしまえ!と、上にアジフライを乗せてみたら、気持ちいいくらい納まり良くて(笑)。それが『隠れんぼおかず弁当』誕生のきっかけです!

――大胆です!

【おぺこ】 それまではおかずは全て見えるように詰めてましたが、別に見えてても隠れててもおかずである事には変わりないしな…という新たな考えが生まれたきっかけでもありましたね。それに隠れてる部分のおかずは適当に詰めてもどうせ見えないので、めちゃくちゃ気が楽。なので週明けの頭が一番働いてない時のお弁当にもオススメです。

――確かに見えなければ悩まない…斬新です(笑)。基本は「おかず」の下に「おかず」、という“隠れんぼスタイル”なんですね。

【おぺこ】 そうですね。なので、ぱっと見、ご飯とおかずだけの『1品弁当』みたいなものが多いです。今回は、びっくりするほど大きな梅干しを手に入れたのでそれがメインになるお弁当を作りたくて。その結果、おかずが全部ご飯の下に隠れちゃったんですけどね(笑)

――完全におかずが隠れんぼしてしまった「一見、日の丸弁当」のきっかけは、巨大梅干しだったとは…(笑)。最後に、お弁当作りで大切にしていることを教えてください。

【おぺこ】 お弁当作りは毎日のことなので続けられないと意味がない。だからこそ背伸びせず自分に合ったお弁当を作ることを大切にしています。後は作りながら楽しみを見つけること、失敗をも楽しむことができれば、自然と続けられるんだ、っていうのを実感しています。

 毎日同じように作ってる卵焼きも、白身の描く模様が何かに見えてきたり、何にも例えられない芸術的な時があったり(笑)、メーカーによって黄身の色が全然違ったり。オクラの断面が綺麗な星型の時があったり。焼けたお肉をひっくり返したらめっちゃ焦げてたり、見た目がいい感じに仕上がったおかずも詰めるときにグチャグチャに崩れたり。

 時間に余裕がない朝だからこそ、気楽な気持ちが大事。見た目がどうであっても、品数が少なくても立派なお弁当。そして、何よりも美味しい。そこが一番大事な事だと思います。やっぱり手作りに勝るものはないですし、これからも仕事を続ける限り、背伸びせずお弁当作りを楽しんでいきたいと思います。



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