後回しになりがちな災害時の口腔ケア「唾液が助っ人になる」 警視庁が唾液腺マッサージの方法を発信
2024-01-18 16:38 eltha
水は、災害時でライフラインが止まったときの必需品であり、農林水産省によると、飲料用と調理用だけで一人当たり1日3リットルの水が必要といわれ、最低3日分として9リットルの備蓄が必要になります。その量を家族分用意するとなると、かなりのスペースが必要ですし、避難先にその環境が整っている保証はありません。水が充分に使えない可能性を鑑み、対処法を知っておくことが大切です。
とくに発災後の非常時、十分な口腔ケアを行うことは困難になることが想定されます。いかに口腔内を清潔に保つか、同課では「唾液が助っ人になる」と唾液腺マッサージの方法を発信しています。
「口腔内の清潔が保てないと、健康に影響を及ぼし兼ねません。こうした場合は唾液が助っ人になります。唾液には歯や下に付着した食べ物のカス等を洗い流す働きがあると言われています。食事の前後に唾液腺をマッサージしてみてください」
また、歯磨きができない時は「ハンカチやティッシュペーパーなどを指に巻いて歯の汚れを取るだけでも効果がある」といいます。
インフルエンザなど感染症予防の効果を高める役割がある歯磨きをティッシュで代用したり、食後に水やお茶でブクブクうがいをすることも感染防止になります。
避難生活は、水不足で口腔ケアが後回しになりがちですが、口腔内の清潔が保てないと、健康に影響を及ぼし兼ねません。こうした場合は唾液が助っ人になります。唾液には歯や下に付着した食べ物のカス等を洗い流す働きがあると言われています。食事の前後に唾液腺をマッサージしてみてください。 pic.twitter.com/KCPvhGSlnn
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) January 16, 2024
歯磨きは、インフルエンザの予防効果を高めると言われています。水不足の場合は、ハンカチやティッシュぺーパーなどを指に巻いて歯の汚れを取るだけでも効果があるそうです。食後に水やお茶でブクブクうがいをするのも感染防止になります。 pic.twitter.com/a4zS24f2PV
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) January 17, 2024