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『あらしのよるに』トークショーに、中村獅童ら

2007-09-04 14:00 eltha

 ベストセラーの絵本『あらしのよるに』がミュージカル化され、8月30日〜9月2日に東京・青山劇場で公演があった。

 初日は全国に美容室『Hair&Make EARTH』を展開するアースホールディングスの貸切で、スタイリストなどを目指す若いスタッフが集まり、公演後にはアースホールディングスの國分利治代表、『あらしのよるに』の作者で絵本作家の木村裕一氏、歌舞伎俳優の中村獅童らを招いて、トークショーが行われた。


左から歌舞伎俳優の中村獅童、國分利治代表、絵本作家の木村裕一氏


 『あらしのよるに』は、本来、食うか食われるかの敵対関係にあるヤギとオオカミが、多難を乗り越えて真のきずなを育んでいく物語。原作の絵本は300万部を超えるベストセラーシリーズとなっている。

 獅童は2002年にNHK教育テレビ『てれび絵本』で、『あらしのよるに』に登場するすべてのキャラクターを声色を変えながら1人で朗読したのが好評で、後にアニメ化された時にもオオカミのガブ役で声の出演をするなど、作品とは縁が深い。

 トークショーは、ミュージカルにちなんで『人生の“あらしのよる”をどのように乗り越えてきたか』をテーマに展開。

 木村氏は「とても内気な少年だったが、高校に入学し、絵が描きたくて美術部を立ち上げた17才の頃から変わっていった。『あらしのよるに』は、徐々に売上を伸ばしていたが、獅童さんの朗読が話題になり、売上を後押ししてくれました」と話した。

 ワインセラーを備え付けたり、ペットと一緒にサービスが受けられたり、シャンプーから会計まですべて個室内で対応するなど、付加価値の高い美容室を全国にチェーン展開する國分利治代表は、ビジネス着想を「36才の時にアメリカの大型美容室のチェーン店を訪れ、ひらめいた」と話した。

 一方、獅童は、「30才手前まで、思うように歌舞伎の舞台に立てなかった。映画や舞台のオーデションを受けまくっていた頃に、『ピンポン』という映画に出会い、それが人生のあらしを乗り越える、ひとつの転機になった」と、真面目にトーク。

 『ピンポン』に出演した後、獅童の歌舞伎内外での活躍ぶりは知られるが、「人生、山あり谷ありですから、大変ですよ」と場を盛り上げた。

 最後に木村氏が、「セリフにあるように、命をかけてもいい友達や仕事に出会えたら、それを一生懸命に全うするべき」としめくくった。

【関連情報】
『えほん作家 きむらゆういちの世界展』
会期:9月8日(土)〜9月17日(月・祝)
開館:10時〜20時(最終日は17時まで)
会場:銀座三越8階催物会場(東京都中央区)
入場料:500円
詳細は木村裕一氏ホームページ:
http://www1.odn.ne.jp/kimura-yuuichi/







『Hair&Make EARTH』オフィシャルホームページ:http://www.hairmake-earth.com

中村獅童ホームページ:http://www.shidou.jp/


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