松嶋啓介氏、『ミシュラン』3年連続で一つ星を獲得
2008-03-04 10:00 eltha
フランス・ニースのレストラン『KEISUKE MATSUSHIMA』が、現地3月3日付けの本場ミシュランガイドのフランス版において、3年連続で一つ星を獲得したことがわかった。シェフの松嶋啓介氏は、「ミシュランの歴史がフランス料理の歴史であれば、そのミシュランに名を残しているわけですから、大変光栄なことです」と喜びを語った。
小学校の頃より料理人を夢見て、専門学校でフランス料理の基礎を学んだ松嶋氏は、東京・渋谷でレストラン人生をスタートさせた後、20歳で渡仏。25歳の誕生日に、ニースに自分の店『Restaurant Kei’s Passion』をオープンし、開店から3年目で『ミシュラン‘06年版』で一つ星を獲得。その後06年11月、店名を『KEISUKE MATSUSHIMA』に改め、07年にも『ミシュラン‘07年版』で2年連続一つ星獲得を果たすなどし、今回、3年連続で一つ星の獲得となった。
松嶋氏は、「スタッフのみんながプロフェッショナルに徹し、みんなで結果を出した。自分ひとりではなくスタッフ全員の賞だと思います」とスタッフを労いながらも、「個人的なことですが、自分の名前がああやって(ミシュランに)フルネームで記載をされている。かっこよく言うと、フランスの名に歴史を刻んだという感想ですね」と、達成感も語った。
<ミシュラン発表について松嶋啓介氏のコメント>
学生時代の通知表のようなものであり、この発表の時期はドキドキするものです。
自分たちのよかったところ悪かったところはよくわかっています。
具体的にはお客さんへ対する、サービスの流れが悪い・待たせた・など基本的なミスばかりです。
お店の構造の問題や音響の問題などそれは多岐に渡ります。
仕事の質やいいモノを出しているという自信はあります。
一ツ星を三年連続で獲得している理由としては、去年と同じクオリティをキープできたからだと思います。
スタッフのみんながプロフェッショナルに徹し、みんなで結果を出した。
自分ひとりではなくスタッフ全員の賞だと思います。
三年連続ですので、過去獲得した時と比較してもどこかに余裕があります。
お店は落ち着き、『余裕で獲得した』というのが率直な感想です。
星ありきではなく、自分たちはお客さんありきでやっているので正直言いますと星はその結果が付いて来ただけのおまけです。
個人的なことですが、自分の名前がああやってフルネームで記載をされている。
かっこよく言うと、フランスの名に歴史を刻んだという感想ですね。
フルネームで書かれているのは自信になります。
照れくさいですが、誇らしいとは思う。
ミシュランの歴史がフランス料理の歴史であれば、そのミシュランに名を残しているわけですから、大変光栄なことです。