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「旅先でコンビニめし」もアリ!? “地産地消”加速で地域限定商品続々

2009-04-29 10:00 eltha

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 地元の食材を地元で消費する“地産地消”の取り組みが、コンビニエンスストア各社で拡大している。行楽シーズン前に、各社は各地域の名産品を使った弁当やおにぎり、デザートなどの地域限定商品をその地元で続々と発売。高速道路の休日割引効果で、車を使った旅行者が増えそうな今年のGW。旅の道中や旅先のコンビニエンスストアに寄って、地域限定メニューをチェックしてみるのも良いかもしれない。

 セブン-イレブンは北陸・中京エリアと新潟県で、北陸で馴染みのある“ハタハタ”と福井県産“福井梅”を使用した『ハタハタの炙りと福井梅の御飯』(税込298円)や、長野限定で“信州福味鶏”の弁当『信州福味鶏の炭火焼とりめし』をはじめ、全国各地でそれぞれのご当地商品をアピール。こうした“地産地消”は、地元企業とのコラボレートにもつながっており、ファミリーマートは福井県産コシヒカリ、昇竜まいたけ、平茸、ほうれん草などの福井産品を使用した『昇竜まいたけと平茸のドリア』をはじめとした、福井テレビとのコラボ弁当を実施している。地元のJAや企業と協力し手がけるこれら商品は、地域の活性化にもつながると好評だ。

 また、コンビニデザートにも“ご当地モノ”が登場。ファミリーマートでも東北地域限定で、東北地方の名産“ずんだ”を使った和菓子『ずんだだいふく』と、蔵王(山形県)産の牛乳を使った『ずんだミルクパフェ』を限定販売しており、高い注目を集めている。

 そのほか、セブン-イレブンが新潟県と富山県で販売する、NHK大河ドラマに関連した『「天地人」笹で包んだしょうが味噌の焼おにぎり』(税込130円)は、新潟のメーカーが作る醤油や味噌を使用。また、ローソンも九州地域限定で、博多明太子や鹿児島産黒豚、熊本阿蘇高菜を使った『九州味わいおにぎり3個入り』(税込360円)を展開するなど、さまざまな試みがなされている。ローソンは「GWは、持ち運びがしやすく片手でも食べられる手軽さから、おにぎりの需要が高くなる」と述べており、これら商品の需要の高まりも期待される。

 “食材の旬”があるため通年販売とはいかないものの、こうした“ご当地コンビニ弁当”は地域経済の活性化や輸送費の削減になるほか、その土地でしか食べられないという“希少価値”や“レア感”が消費者の楽しみにつながるなるため、今後もさまざまな展開が期待できそうだ。

セブン−イレブンの『信州福味鶏の炭火焼とりめし』(長野県内限定) 

セブン−イレブンの『信州福味鶏の炭火焼とりめし』(長野県内限定) 

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