ウェンディーズ本日閉店 最後の営業に長蛇の列
2009-12-31 14:00 eltha
ハンバーガーチェーンのウェンディーズが本日31日、最後の営業日を迎え、東京都中央区の西銀座店には別れを惜しむファンが押し寄せ、ビルを囲むように長蛇の列ができた。ウェンディーズは1980年に日本1号店がオープン。その後、29年にわたり営業を続けていたが、今月10日に米国本部とのフランチャイズ契約を更新しないことを決定し、年内で閉店させると発表していた。全国71店舗は本日、午後8時〜11時までに営業を終了する。
国内店舗の閉店が発表されて以来同店へ足を運ぶ人が増加していたが、最終日となる31日は冬休みに突入している人が多いこともあり、学生や会社員、家族連れなどさまざまな人が“最後の味”を楽しんだ。15分程度並んで購入したという大学生の男女は、「ビーフの味がしっかりしているのでファストフードの中でも好きだった。ポテトにケチャップがつけられるサービスも良かった」と同店の思い出を語ったほか、30代女性は「いったん日本から撤退しても、またいつか再上陸してほしい」と名残惜しそうに看板を見上げた。
日本ウェンディーズ社は閉店について「約30年間、皆様の温かいご支援のもと“パティのおいしいウェンディーズ” として営業を続けさせていただけたこと、心から感謝申し上げます」としている。なお、同店のホームページも本日午後11時をもって閉鎖となる。