コーヒーだけじゃない! ミルク紅茶も“濃厚”がトレンド デミタス缶続々登場
2010-10-16 10:00 eltha
この秋大手メーカーから新たに登場するのは、アサヒ飲料の『アサヒ ティオ 濃厚紅茶』(19日発売)、ポッカコーポレーションの『ポッカ ラテティー』(25日発売)、サントリー食品の『リプトン ザ・プレミアムミルクティー』(11月16日発売)。紅茶飲料はこれまで500ml・350mlのペットボトル商品が多かったが、アサヒは185g缶、ポッカは170ml缶、サントリーは190g缶で、コーヒーではお馴染みの小型サイズを採用している点が特長だ。
また、茶葉についても濃厚な旨味を抽出するために、アサヒとサントリーはアッサム、ポッカはウバを使用。濃いコクを持ちミルクティーに適しているといわれるこれら茶葉を使い、豊かな風味を実現させた。そのほか、アサヒは「ティオ」ブランドのポイントである“糖質ゼロ”、ポッカは味のみならず香りも楽しめる“広口キャップ付容器”、サントリーは紅茶専門店「リプトンティーハウス銀座」監修というブランド力で商品をアピールしている。
これら流行の先駆けとなった『キリン 午後の紅茶 エスプレッソティー』も、10月より茶葉の配合を見直しより濃厚な風味に仕上げたほか、『キリン 午後の紅茶 エスプレッソティー・ラテ』を新たに投入。一度上方修正していた同シリーズの年間販売目標を当初目標の3倍にあたる300万ケースに再修正して他社を迎え撃つ。
キリンビバレッジによると、「エスプレッソティー」は缶コーヒーの飲用頻度が多いユーザーほど飲用率が高く、仕事の合間や安らぎたい時など「缶コーヒーの特徴的な飲用シーンでよく飲まれている」という。これまでにも紅茶商品には“茶葉倍増”や“ロイヤルミルクティー”など、濃厚さをうたったものが幾度となく発売されてきたが、今回の流れは紅茶ファンのみならずコーヒー愛飲者をも巻き込むものになるかもしれない。