朝日新聞出版は、2026年11月20日(金)、フィギュアスケーターでコーチの坂本花織さんの初の著書、
『氷上のダイヤモンド』を発売いたします。10年以上にわたって信頼関係を構築してきたライター松原孝臣さんに、競技人生、そして今を語りおろしました。
本書は、引退を決意し、コーチの道を歩み始めるとともに、結婚というプライベートでも新たな人生を歩み始めた坂本さんが、松原さんにだから話すことのできた“素”の言葉で、競技人生と今の思いを語りつくした一冊です。本書で初めて語られるエピソードも。これまで取材に応じてこなかった坂本さんの母親の特別インタビューも収載しています。

装幀/山本知香子(山本デザイン) 写真/積紫乃
「負けたくない」ではなく「勝ちたい」――。
この二つの気持ちの違いに、最後に気づくことができた。
4歳でフィギュアスケートを始め、全日本選手権5連覇、世界選手権3連覇を果たしたトップスケーター、坂本花織さん。競技生活引退表明後に出場したミラノ・コルティナ五輪、世界選手権での姿は演技のみならず選手としての在り方、リーダーシップ、人柄、あらゆる面で見る者を魅了し、国内外にさらにファンを増やしました。ライバル同士がたたえ合う。そんな文化を作ったのは坂本さんだと絶賛する海外メディア記者もいたほどです。
ひまわりのような笑顔と周りを元気にする明るい語りが印象的な坂本さんも、幼いころは人前が苦手で、小学生時代は「存在感を消していた」というほどの物静かな少女だったといいます。
神戸を本拠地としていたことで練習環境が不利だと言われたり、表現力で魅せる演技に「大技がない」と言われたりすることも一度や二度ではなかった。しかし、そのことを「マイナス」に捉えることはなく、自分の考え・やり方を信じて貫き通し、世界で愛される唯一無二の存在に自身を磨き上げた21年4カ月でした。
本書は、その坂本さんが信頼するライター松原孝臣さんに、競技人生、そして今を語りつくす最初で唯一となる本です。松原さんは、坂本さんがジュニア時代からずっとその可能性を信じて、取材を続けてきました。こうして育まれた信頼関係ゆえに、本書で初めて明かされることになったエピソードもあり、メディア初となる母・悦子さんの初インタビューも実現しました。花織さんの知られざる一面、苦悩しつつ花開いていく娘を見守ってきた、花織さんですら知らない母の本音が明かされます。
坂本花織ファン、フィギュアスケートファンはもちろん、周りの声や思いがけない不運、失敗や挫折によって人生にくじけそうになったり、迷ったり悩んだりしているすべての方々に届けたい一冊です。
【目次】
第1章 出会いは突然
第2章 練習は嘘をつかない
第3章 良いも悪いも心ひとつ
第4章 葛藤を乗り越えて
第5章 流れを追わず、自分らしく
第6章 「負けたくない」と「勝ちたい」の違い
第7章 ライバルが成功するからうれしい
第8章 出会いで強くなれた
第9章 器用じゃなくても
第10章 スケートよりも大切なこと
特別インタビュー 「順風満帆ではなかった」――悦子(坂本花織の母)
坂本花織 さかもと・かおり
2000 年、兵庫県神戸市生まれ。プロフィギュアスケーター。コーチ。神戸学院大学卒業。18 年平昌、22 年北京、26 年ミラノ・コルティナと、日本女子初の五輪3大会連続出場。北京で団体銀、個人戦銅メダル。ミラノ・コルティナ大会では団体、個人戦ともに銀メダルを獲得。メダル総数4 は日本最多タイ。世界選手権は7 度出場し22 〜 24 年、26 年と計4 度優勝。これは男女を通じて日本最多となる。26 年3 月の世界選手権をもって引退。コーチとして後進の育成に励む。
https://atsports.co.jp/kaorisakamoto/
松原孝臣 まつばら・たかおみ
1967 年、東京都生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経てフリーライター・編集者として活動、スポーツの取材・執筆も行う。著書は『フライングガールズ――高梨沙羅と女子ジャンプの挑戦-』(文藝春秋)、『メダリストに学ぶ 前人未到の結果を出す力』(クロスメディア・パブリッシング)、『日本のフィギュアスケート史』(日本ビジネスプレス)など。
『氷上のダイヤモンド』
著者: 坂本花織・松原孝臣
発売日: 2026年11月20日(金)
定価:1,980円(本体1,800円+税10%)
https://www.amazon.co.jp/dp/4023324965企業プレスリリース詳細へPRTIMESトップへ