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お米ソムリエに聞いたおいしいご飯の炊き方

2014-11-21 eltha

お米ソムリエに聞いたおいしいご飯の炊き方
 もちもちふっくらの炊きたてご飯っておいしいですよね。いつもおいしく食べたいけれど、炊飯って研ぎ方や水分量の微妙な違いでおいしさが大きく左右するし難しそう…。5つ星お米マイスターという“お米のプロ”の資格を持つ澁谷梨絵さんに、上手なお米の炊き方とコツを教えていただきました。おいしいご飯をつくるのに便利なグッズなどもご紹介します!

お米の上手な炊き方

◆計量は正確に 計量カップに取って平らな場所で底をトントンと打ち付けて軽くならし、しっかりと擦り切りをしましょう。

◆洗米は手早く優しく 最初の水はゴミを流す程度ですぐに捨てましょう。ゴシゴシ研がずに回すように優しくさっと2〜3回洗いましょう。時間をかけると旨み成分が流れたり、割れてしまうので手早く優しく洗いましょう。
<ポイント>
※最も吸水する最初の水と炊く前に浸す水は、硬度(カルシウムとマグネシウム量に基づいて測定される数値)100未満の軟水のミネラルウォーターを使用しましょう。

◆水切りは短時間で 洗米の後、ザルに上げて5分程度水切りをしましょう(乾燥の原因になるので夏場は3分程度)

◆浸水時間は調整が大切 新米時期は2時間、冬場は1時間、夏場は30分を目安に浸水させましょう。浸水完了の目安は、爪で押した時に白くポロッと崩れること。
<ポイント>
※新米は水が中まで入りにくいので長めに設けるのがコツです。※冷水を使用するか、ラップをかけた入れ物(ボウルやお釜)ごと冷蔵庫で冷やすと、炊飯時に一気に加熱されて旨みが引き出されます。
※墨を入れるとミネラルが溶け出し浸透してうまみがアップ! 浸水のときから入れて炊きましょう。備長炭なら洗って天日干しすれば、半永久的に使えます。

◆すぐに開けず蒸らして 炊き上がったらすぐに蓋を開けずに15分間蒸らし、その後保温スイッチを入れましょう。水分が充分に行き渡ると時間が経ってもご飯が黄色くなりにくくなります。

◆全体に空気が触れるように 十字に切り込みを入れて4分の1ずつ底から持ち上げて、空気に触れさせながら切るようにほぐしましょう。

おいしく食べるには保管の仕方も大切

◆冷蔵庫に保存する
約10〜12度くらいの温度と約70パーセントの湿度を保つことが大切。それに対応できる冷蔵庫の野菜室は、とても最適な空間です。
◆ペットボトルやタッパーに
お米は空気に触れるとどんどん劣化します。ペットボトルなどの空気を遮断できるような密封容器に入れて保管しましょう。精米後2〜3週間のうちに食べきるのがベスト。

お話していただいたのは・・・

お米ソムリエ 澁谷梨絵さん

「米処 結米屋〜こめどころ ゆめや〜」や「お米屋さんの雑穀ごはん 和デリ」を運営する株式会社シブヤの代表取締役。お米の良さを消費者との対話を通じて伝えることのできる知識、技術、経験を有する者に与えられる日本米穀小売商業組合連合会が認定する資格“5つ星お米マイスター”を取得しており、現在“ごはんソムリエ”として講演やセミナーなどで活躍中。

*関連リンク*

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