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「人に好かれたいと思うのはダメなこと?」ぶりっ子は思いやりの形、ゆうこす語る“SNS”処世術

 かわいくなりたい、皆に愛されたい。“ぶりっ子”を貫き、貪欲に“モテ”を追求し、SNSを通じて自分の思いを発信し続けてきた、ゆうこすこと菅本裕子さん。今でこそポジティブオーラ全開な印象の彼女だが、SNSに出会う前は今からは想像できないほどのコンプレックスや悩みを抱えていたそう。そんなゆうこすさんに、自身のコンプレックスとの向き合い方や、SNSで発信するうえでの流儀を聞いた。

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「コンプレックスに向き合う過程」を発信していくことで全てが変わった

 ゆうこすさんが初めてメイクをしたのは、小学校の高学年のとき。母親の化粧品を借りて、雑誌のモデルの写真を眺めながら、見よう見まねでやっていたのだとか。ただ、眉毛が太くて濃いこと、鼻が低いこと、丸顔であることなど、様々なコンプレックスも抱えていたらしく、中でも特にニキビには大いに悩まされたそうだ。

――メイクを研究していく中で、最もコンプレックスに感じていたことはなんでしたか?
ゆうこす一番のコンプレックスは肌でした。中学生の頃から、肌がボロボロで血が出ていたりもして、とにかくもうすごかったんですよ。原因は全てニキビなんですけど、病院に行ってもなかなか治らなくて、本当に大変でした。

――血が出るほどってすごいですね。具体的にはどのような状態だったのですか?
ゆうこす大きいニキビも小さいニキビも無数にあるような感じでした。当時はファンデーションやコンシーラーを薄く塗らないと学校にも行きたくなくて。しかも、スキンケアの正しい方法もわからず、さっぱりさせることがニキビを直すのに一番効果があると思い込んでいて、朝昼晩ととにかく洗顔を一日に何回もしていたんです。コンシーラーでニキビを隠していたときも、クレンジングを重視していなかったので、オイルでゴシゴシ落としたりして、より肌を傷つけていたなって思いますね。

――ゆうこすさんは「物事をポジティブに考えている」と動画で発言されていましたが、そういったコンプレックスに対しては、どのように向き合っていったのですか?
ゆうこすアイドルをしていた高校時代が、肌荒れが一番ひどい状態でした。写真なら補正もできるけど、人に直接会うのはものすごくつらかった。駅前でファンに声を掛けられても、「すみません」って逃げちゃったこともありましたね。でも、21歳のときにSNSに出会ったのがきっかけで、コンプレックスに向き合う過程を発信していこうと思ったんです。ニキビが治っていく過程とかも発信していくことで、共感も得られるんじゃないかなって。そこからスキンケアブランドを作ったりもできたので、SNSで発信してよかったなと今は感じています。

ぶりっ子は「人の気持ちを推しはかる能力」が高いということ

――ゆうこすさんは「モテクリエイター」という肩書きで活動されていますよね。「モテ」を仕事にしようと思ったきっかけを教えてください。
ゆうこす「人が何を求めているか」ということより、「自分が何をしたいか」を考えました。やるなら継続できることや自分が一番熱量を持っているものに取り組むべきで、そこに共感してくれる人をフォロワーとかファンにしたほうが絶対的に強いなって感じたんです。「ぶりっ子だよね」って私はよく批判をされていたんですけど、ぶりっ子って他者の気持ちを推しはかる能力が高くて、思いやりもある。男女ともに「愛されたい」と感じるのは悪いことではないので、それを肯定できる人になれたらなと思って発信し始めました。

――2016年ぐらいに発信していた「モテ」と現在発信している「モテ」では、意味合いがちょっと違うとも言っていましたが、どのような違いがあるのですか?
ゆうこす当初はここまで女性にささるとは思っていませんでしたし、自分の中でブレもありましたね。アイドル時代は男性ファンが多かったので、「モテ」を男性に向けるか、女性に向けるかがきちんと定まっていなくて。今はメイクとかファッションとか、女性向けのモテ企画を考えているんですけど、最初は男性向けに、あざとさを全面に出した“消費されるモテ”を発信していてブレていた部分があったんです。

――「モテ」を意識することや「ぶりっ子」であることのメリットとしては、どんなことが挙げられますか?
ゆうこすぶりっ子とは「人の気持ちを推しはかれること」だと思うんです。今の時代、自分の好きなように生きればいいのにとも言われるけど、相手の気持ちを推しはかるのは、どんな仕事であってもどんな対人関係であっても必要なこと。男性だけとか女性だけとか、対象を絞ったぶりっ子をするとメンタル的にも病んでしまうと思いますし、批判をされがちでもあります。でも、「みんなに幸せになってほしい」っていうぶりっ子精神であれば、自分も相手もハッピーになれるからいいんじゃないかなって思います。

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