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金髪ボブに赤リップ、個性派美容系YouTuberあさぎーにょの転機「ダサくても、発信続ける”勇気”があった」

2019-07-09 eltha

あさぎーにょ  撮影:石川咲希(Pash)(C)oricon ME inc.

あさぎーにょ  撮影:石川咲希(Pash)(C)oricon ME inc.

 金髪ボブに赤リップがトレードマークのSNSアーティスト・あさぎーにょ。「新しい場所で何かをはじめたい」と地元関西から上京し、YouTubeをはじめとしたSNSの投稿を開始した。YouTubeのチャンネル登録者数は47万人にのぼり、2018年のTikTok視聴回数ランキングでは3位に。「へんてこポップ」という独自の世界観を確立し、自作の映像や楽曲の配信から、ファッションや美容にまつわるライフスタイル動画の投稿まで幅広く発信を続けている。一般的なYouTuberに見られる“真似しやすさ”をあえて感じさせず、独自の路線を貫く彼女が大切にしている“魅せ方のこだわり”とは?

個性派美容系YouTuber・あさぎーにょフォトギャラリー

  • 撮影していたら、偶然”虹”が現れたという
  • へんてこポップ? とは「気持ち悪い」と「可愛らしい」? の真ん中を指す言葉? &? 色鮮やかという意味やねんで。
  • あさぎーにょのYouubTeには、音楽系コンテンツのほかに、彼女ならではのセンスが活かされたファッション動画が
  • 一方で「−10kg痩せた」というダイエットの方法や、寝ぐせを一から直すテクニックなど、自身をさらけ出す内容の動画も
  • あさぎーにょさんが撮影していてもっとも楽しいという、Vlog。台湾を旅した際のサムネイル
  • アジサイとスカートがマッチして”青”が映えている
  • 本人SNSより
  • 本人SNSより
  • 本人SNSより
  • 本人SNSより

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「ダサくても、発信する勇気があった」自意識の低さが自身の強みに

――関西から東京へ、上京したのは歌手を目指してだったそうですね。
あさぎーにょ地元から飛び出したい、新しい場所で何かやりたい! という気持ちが強かったと思います。関西にいた頃からライブハウスで歌ったり、路上ライブをしていたりしたので、東京でも引き続きそういった活動を始めました。何でも自由にできたし、楽しさしかなかったですね。

――YouTubeで動画配信しようと思ったキッカケというのは?
あさぎーにょYouTuberさんが増えてきたこともあり、路上よりもたくさんの人に観てもらえる可能性を感じたんです。SNS自体、大好きだったので。

――動画の編集はすぐにハマったんですか?
あさぎーにょ慣れない動画編集で、めげそうになったこともあります(笑)。でも自分で毎日投稿すると最初に決めていたので。始めてから1年半ほど、毎日配信していました。続けていくうちに、編集自体も楽しくなって。歌うことだけじゃなく、他のYouTuberさんみたいにしゃべったり、日常のことを配信したりと、いろんな表現や可能性を追求してみようと思ったんです。最初は編集も下手だし、ダサい映像もいっぱい出していたんですけど、それでも発信する勇気があってよかったなと(笑)。こんなの世に出せないよ、友だちに観られたら恥ずかしい! といった自意識が低かったのは、今思うと自分の強みだったのかもしれません。

TikTokは“キャッチ―”、YouTubeは“自分の世界観”、ツールに応じた楽曲作り

 彼女のアーティストとしての活動を次なるステージへと飛躍させたのが、音楽動画コミュニティアプリ「TikTok」への楽曲提供だ。「投げキッス運動」という楽曲で、音楽に合わせて投げキッスを連発する振り付けが“かわいい”と人気に火が付き、テレビ朝日の弘中綾香アナウンサー や木下優樹菜、岡田結実、遠藤憲一など数々の芸能人が動画を公開して話題になった。

――「投げキッス運動」はバズることを狙って作られたのでしょうか。
あさぎーにょTikTokという新しいプラットフォームが流行ってきて、なんだこれは? という興味から、はじめて作ったのが「投げキッス運動」でした。流行りのものには何でも乗っかりたい性格というだけで、ひとつ斬り込んでやるぜ! みたいな、侍みたいな気持ちではなかったですね(笑)。TikTokで自分を表現する新たな方法に辿り着けた感覚。誰かが楽しく踊るための楽曲を発信することを見いだせたのが、一番うれしかったですね。YouTubeは編集が難しかったりするけれど、TikTokは誰でもすぐにクリエイターになれるツールです。そんな場で、自分の楽曲でみんながクリエイティブなことをしてくれるのが楽しいし、やりがいになりました。

――そんなTikTokで1億4千万回再生を記録したポップな「投げキッス運動」の曲が、フルバージョンの楽曲「キミのことが好きで好きで好きで」ではバラードに。MVの公開、音楽配信も開始されますね。
あさぎーにょTikTokではテンポのよさ、みんなが踊りやすいことを第一に作っていたんですが、YouTubeでは自分の世界観を楽曲に落とし込むことを大事にしていて。単純に、バラードが歌いたいなと思ったので、このような形になりました。
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