彼女のアーティストとしての活動を次なるステージへと飛躍させたのが、音楽動画コミュニティアプリ「TikTok」への楽曲提供だ。「投げキッス運動」という楽曲で、音楽に合わせて投げキッスを連発する振り付けが“かわいい”と人気に火が付き、テレビ朝日の弘中綾香アナウンサー や木下優樹菜、岡田結実、遠藤憲一など数々の芸能人が動画を公開して話題になった。
――「投げキッス運動」はバズることを狙って作られたのでしょうか。あさぎーにょTikTokという新しいプラットフォームが流行ってきて、なんだこれは? という興味から、はじめて作ったのが「投げキッス運動」でした。流行りのものには何でも乗っかりたい性格というだけで、ひとつ斬り込んでやるぜ! みたいな、侍みたいな気持ちではなかったですね(笑)。TikTokで自分を表現する新たな方法に辿り着けた感覚。誰かが楽しく踊るための楽曲を発信することを見いだせたのが、一番うれしかったですね。YouTubeは編集が難しかったりするけれど、TikTokは誰でもすぐにクリエイターになれるツールです。そんな場で、自分の楽曲でみんながクリエイティブなことをしてくれるのが楽しいし、やりがいになりました。
――そんなTikTokで1億4千万回再生を記録したポップな「投げキッス運動」の曲が、フルバージョンの楽曲「キミのことが好きで好きで好きで」ではバラードに。MVの公開、音楽配信も開始されますね。あさぎーにょTikTokではテンポのよさ、みんなが踊りやすいことを第一に作っていたんですが、YouTubeでは自分の世界観を楽曲に落とし込むことを大事にしていて。単純に、バラードが歌いたいなと思ったので、このような形になりました。