143歳まで生きなくては！…長男の何気ない一言にうれし涙　あるあるが人気の育児漫画

2020-02-18 eltha

　子育てサイトで連載を持つ人気育児漫画家のユウコトリトリさん。3人姉弟の成長記録や、日々の面白エピソードを鳥獣戯画風に描いている。小２の長男が「お母さんは28歳？」と、まったく違う事を言ったかと思えば「ぼくが100歳になっても抱っこしてね」のほっこり発言に、143歳まで生きなくては！と投稿。読者からは「泣きました」「かわいすぎるしじんわり」などのコメントが寄せられた。そんな彼女が育児漫画を描く理由とは。

10年ぶりにペンを取り育児漫画をスタート

――3人のお子さんを育てられているユウコさんですが、それぞれに特徴はありますか？

【ユウコトリトリ】長女（小6）は、まさにザ・長女なしっかり者です。たまに天然が入りますが姉弟の中では一番常識人です。長男（小2）は、どこまでもマイペースでツッコミどころが多いので漫画ネタにされやすい。

――「お母さんは28歳？」の発言も思わず吹き出しちゃいましたが、最後にはほっこりしてしまう…。長男くんはいいエピソードがいっぱいですね。次男くんは？

【ユウコトリトリ】次男（年少）は絵にかいたような末っ子で、俺様。社長。でも家族の癒しですね。

――3者3様、個性豊かですね。育児漫画を描き始めたきっかけは何でしょうか？

【ユウコトリトリ】Instagramで描いている方を見て「私も描きたい！」　と思ったのがきっかけです。

――味のあるイラストですが、元々描いていましたか？

【ユウコトリトリ】10年ぶりにペンをとりました。

――WEB連載もありますが、漫画を専業にしているのでしょうか？

【ユウコトリトリ】会社員なので日中は仕事をしています。

――3人育児と仕事の両立はとてもお忙しそうですね。漫画を描く時間はありますか？

【ユウコトリトリ】18時過ぎに帰宅してバタバタと過ごしています。漫画を描く時間は子ども達が寝た夜中や早朝ですね。

鳥獣人物戯画風のキャラクターが人気！フォロワーさんの声でカエルに

――漫画にはどんなことを描いていますか？

【ユウコトリトリ】子ども達のおもしろ行動や発言。最近では育児のあるあるなども、かなり自由に描いています。

――家族のキャラクターは鳥獣戯画風のカエルで、次男君だけまだオタマジャクシですよね。

【ユウコトリトリ】はい。鳥獣人物戯画が好きで、誰か気づいてくれるかなとオチに登場させたのが始まりです。

――今は、ほとんどの作品がそうですが変化の理由はあったのでしょうか？

【ユウコトリトリ】フォロワーさんの反響が大きくて、次第に登場回数が増え、今ではすっかりカエルです(笑)。

――投稿する時に気を付けている事などは？

【ユウコトリトリ】Instagramでは、とにかく楽しく読んで頂きたいので……マイナスになるようなことは、極力描かないようにしています。

――「あるある」と激しくうなづけたり、最後にオチがあったり…いつも笑顔になる面白い話が多いです。

【ユウコトリトリ】あと、カエルは人間よりも感情の表現方法が少なくて。あの絵の中でも喜怒哀楽、微妙な感情が伝わるように、あれやこれや考えながら描いています。

――そうなんですね！これからはカエルの表情にもチェックしたいです。

読んで楽しんでくれている人がいることが「原動力」に

――ユウコさんが子育てのなかで大切にしていることを教えてください。

【ユウコトリトリ】子供一番、家事適当。頑張りすぎない。

――シンプルですね(笑)。でもすごく大切なことですよね。仕事に子育てに大変なことも多いかと思いますが、それでも育児漫画を描き続け理ている理由を教えてください。

【ユウコトリトリ】最初は趣味から始まりましたが、改めて読み返してみると「こんな事あったっけ？」と忘れている事も多くて。月並みですが、育児記録として残す目的もあります。（あんなアカウントですが……）

――毎回共感コメントやいいねもたくさん付きますよね。コメントを読むのも楽しいです。

【ユウコトリトリ】中には、漫画よりも面白いコメントを残される方もいて、私の方も笑わせてもらっています。読んで楽しんでくれる方達がいるのが何よりの原動力です。

――ズバリ、育児漫画を描く楽しみと大変さを教えてください。

【ユウコトリトリ】漫画を読んで反響があるのが嬉しいですね。笑ってもらえたり、共感してもらえたり、子育てを終えた方には懐かしく感じてもらったり。大変だと感じたことは、描きたいことに画力が及ばない時ですね。

――最後に、今後の活動予定や目標がありましたら教えてください。

【ユウコトリトリ】子どもたちの成長、面白い行動、ハッとした言葉などの記録として、また自分の失敗も笑い話としてして残せるよう、これからも描いていきます！