「ママって怒るからかわいいんだよ?」泣いている時も笑わせてくれる子どもたちの愛
――お子さん方がはまっていることはありますか。
母長男は、2年ほど前から宮本浩次さん(エレファントカシマシ)にハマっていて、去年は私と2人でフェスに行きました。息子の意思で1時間もステージ付近で待機して、目の前で、生の宮本浩次ライブを目にして、絶句しながら心打たれていました。今でも宮本さんのグッズを飾っていますし、カラオケではまず宮本さんの歌を歌います。
――お子さん方との印象に残っているエピソードを教えてください。
母昨日、私がめちゃくちゃ怒った後に反省して「ママって怒りすぎ?」と聞いたら、長男が「ママって怒るからかわいいんだよ?」と言ってきたことです(笑)。そのとき次男は私に、「ママは、スライムみたいでかわいいんだよ?」と言ってきて、それぞれ私の扱いが独特です。あと、次男は私が怒るといつも、「ママ天才!」というか、笑うまで永遠にチューしてきます。私が泣いたときには、長男が「ねえママ、ママの変顔で一番面白い顔知ってる?泣いてるときだよ」と笑わせてきました。本当にすごい息子たちです。
――お2人とも、幼いながらにお母さまのツボをよく押さえているのですね。これからの成長が楽しみですね。
母彼らは寝る前に、「ママの恥ずかしかった話を聞く」っていうのを楽しみにしていて、私の恥エピソード(スタバでおもらしをしたとか、センター試験でおならをしたとか、就活で寝坊して急いで新幹線乗ったらコートの下が全部下着だったとかそんなレベルの)を聞くたびに、楽しんでいます。私が小さい時は、大人って絶対的な存在だったけど、そうは思ってほしくなくて、「何歳でもみんな正しいとは限らないし失敗するし間違える。だから、大人や先生や、誰かの言うことを、鵜呑みにしなくていい」という感じのことが伝えたいので、そこは伝わってきている気がします。基本的に、寝る前に絵本を読むとかはしてこなくて、お話を考えて言い合ったりしていたので、色々自分で想像するのを楽しめる人たちになりつつあるのが、うれしいです。性格の全く違う2人がどんな大人に育ってくれるのか、本当に楽しみです。