子猫の１ヵ月の急成長っぷりに「かわええ尊い」「愛おしすぎる」 大学生2人が初めての保護猫育てに奮闘

　足にピッタリとくっつく小さい子猫の背中が、1ヵ月でグッと大きく成長。生後1ヵ月と2ヵ月の様子を並べた写真は、「子猫の時期はあっという間ですね」「何食べたかわからないぐらい成長する」など大きな反響を呼び、16万以上のいいねが。風呂場の前にチョコンと座って待つ写真もバズるなど、多くの人の心をわしづかみにしている“ししゃも”ちゃん。飼い主は、子猫を保護し、初めて育てるにあたって、情報を得て勉強しようとアカウントを開設した大学生2人。育てる上で感じたことや、ししゃもちゃんの素顔を聞いた。

――ししゃもちゃんは、今年の7月に保護されたんですよね？

はい。学校で産み落とされたまま母猫に置き去りにされていたところを保護して、何かの縁を感じたので、そのまま家族に迎え入れることにしました。

――普段はどんな性格ですか？

寂しがりやの甘えん坊で、ビビりなのに好奇心がものすごく旺盛です！

――先月投稿した成長比較の写真には16万を超える反響がありました。反響への感想を教えてください。

みなさんがししゃものことをたくさん褒めてくださって、とても嬉しかったです！　その中で「飼い主さんの足が小さくなった説」というコメントがいくつか見られ、その説もあったか！と笑ってしまいました（笑）。

――ししゃもちゃんと2ヵ月暮らしてみて、いかがですか？

この2ヵ月は、とても濃い日々を過ごしたと思います。すべてが初めてのことばかりで、嬉しかったことも大変だったことも全部ひっくるめて、ししゃもが家族になってくれてよかったなと思っています。ししゃも万歳！

――お風呂の前でママ（飼い主）を待つ姿も反響が大きかったですね。この行動は変わらずですか？

今でも度々待ってくれています！　たまに飽きてボール遊びをしていたりしますが（笑）。

――ほかにも、日課のようになっている行動やしぐさはありますか？

他に日課になっているのは、お気に入りのブランケットを引きずって寝る場所まで持っていくことと、私たちが部屋を移動する時に先回りして角に隠れて驚かすことですね。驚かないと拗ねてしまいます。

――どの行動も愛らしいですが、飼い主さん目線で一番かわいいのはどんな行動ですか？

学校から帰ってきた時や買い物で家を少し離れた時に、「寂しかった！」とゴロゴロ鳴きながらお腹を出して、全力で甘えてくれるところです。あとは、飼い主がまだ寝てもいないのに、誰よりも先にベッドに乗って爆睡しているところですね。

――かわいい姿のほかに、飼い主さんだけが知る姿や行動はありますか？

Twitterのみなさんには賢い子だね！　と言ってもらえることも多々あるのですが、結構ドジなところも多くて、部屋で静かにずっこけていたり、大きさ的に絶対に入れない隙間へずっと入ろうとしていたり、机に飛び乗ろうとしたのに全く届かなかったりしています（笑）。

――初めての子猫を育てる上で、一番大変だったことは？

生後1ヵ月までの体温、血糖値などの管理が1番大変だったなと思います。3時間おきに必ずミルクをあげていましたが、3時間あけることも怖くて、とにかくつきっきりで体調に変化はないか、体重は順調に増加しているかなどチェックしていました。

――育てながら感じたことはありましたか？

多くの経験者や獣医さんから「できる限りのことをやったら、あとはその子の生命力次第」と言われ続けていたので、子猫が順調に育つこと自体、奇跡なんだなと命の尊さを感じました。一方で、ししゃもは私たちが保護したから生き延びることができたけれど、そうでなかった場合どうだったのだろうとか、知らないところで保護されていない子猫のことを思うと、どうしようもなく悲しい気持ちになりました。すべての猫が幸せになったらいいなと思います。

――最後に、ししゃもちゃんへ願うことや、いつか実現させたい夢などはありますか。

ずっと長生きしてもらって、みんなで仲良く一緒に暮らすことですね！　特別なことは何もなくていいので、ただ健康に毎日過ごしてほしいなと願うばかりです。