土屋アンナ、ブレない強さの源泉とは? 「4人の子どもたちは、私の弱さも知っている唯一の存在」
2022-03-01 eltha
モデルとしてデビューし、女優、ミュージシャンとしてマルチに活躍し続ける土屋アンナ。プライベートでは3度の結婚を経験し、4児(17歳、11歳、4歳、2歳)の母として子育てをしながら、テレビやラジオ出演、ライブ活動などパワフルに仕事をしている。世間では「強さ」をくずさない姿勢に焦点が当てられるが、それゆえに幼い頃から苦悩してきた部分も。どんな時も、“私は私”と強く生きられる理由とは?ブレない芯の強さの源に迫った。
仕事と子育てを両立しようと思わない 「完璧なことだけが愛情ではない」
――多くの人が仕事と子育ての両立に悩んでいますが、アンナさんはどうやってバランスをとっていますか?
土屋アンナまず最初に子どもを産んだ時に、うちの母に「両立なんかできないわよね」って言われたんです(笑)。私もそう思うし、そもそも両立しようと思っていなくて。仕事も子育ても、どちらも完璧を求めて両立に苦しむママさんたちが多いと思うんですけど、それをやろうとすると自分がいっぱいいっぱいになってしまうから。
――確かに、どちらも100%完璧にやろうとするのはなかなか難しいですよね。
土屋アンナそう。仕事も家のことも、子どもの育て方も完璧にしようっていうのはすばらしいし素敵だと思うけど、私には向いてないので考えない(笑)。 完璧なことだけが愛情ではないと思うから。全てに完璧を求めず、ゆるーく子育てをするのが一番楽しめる方法かなと思います。ただ、仕事に関してはプライドを持ってやりたいから、そこは大事にしています。仕事があるから自分をキープできるし、そうじゃないと家で壊れてしまうので。
――仕事をすることで、バランスが取れているんですね。
土屋アンナ子どもたちにも、そういう姿を見せてます。今日はママお仕事でいないよ、冷凍食品だけどごめんね、でもそれはママが自分を保つからなんだよって。そうすると子どもたちもみんな、必死なんだなってわかってくれます。
――仕事も子育ても、完璧を求めるから辛くなる?
土屋アンナ私は完璧にはできないし、母親に正解はないと思うんです。日本の「こうでなきゃいけない」っていうレベルが果たして合ってるのかって言ったら、それさえも違うかもしれないですよね。勉強ができて、いい子に育って、いい大学に行って、いい結婚して…というのが幸せかといったら、全然そうじゃなくていいでしょって。心が大きい子に育って健康であればそれで充分! そういう意味では私は、ちょっと視点がズレているんだと思います(笑)。
土屋アンナまず最初に子どもを産んだ時に、うちの母に「両立なんかできないわよね」って言われたんです(笑)。私もそう思うし、そもそも両立しようと思っていなくて。仕事も子育ても、どちらも完璧を求めて両立に苦しむママさんたちが多いと思うんですけど、それをやろうとすると自分がいっぱいいっぱいになってしまうから。
――確かに、どちらも100%完璧にやろうとするのはなかなか難しいですよね。
土屋アンナそう。仕事も家のことも、子どもの育て方も完璧にしようっていうのはすばらしいし素敵だと思うけど、私には向いてないので考えない(笑)。 完璧なことだけが愛情ではないと思うから。全てに完璧を求めず、ゆるーく子育てをするのが一番楽しめる方法かなと思います。ただ、仕事に関してはプライドを持ってやりたいから、そこは大事にしています。仕事があるから自分をキープできるし、そうじゃないと家で壊れてしまうので。
――仕事をすることで、バランスが取れているんですね。
土屋アンナ子どもたちにも、そういう姿を見せてます。今日はママお仕事でいないよ、冷凍食品だけどごめんね、でもそれはママが自分を保つからなんだよって。そうすると子どもたちもみんな、必死なんだなってわかってくれます。
――仕事も子育ても、完璧を求めるから辛くなる?
土屋アンナ私は完璧にはできないし、母親に正解はないと思うんです。日本の「こうでなきゃいけない」っていうレベルが果たして合ってるのかって言ったら、それさえも違うかもしれないですよね。勉強ができて、いい子に育って、いい大学に行って、いい結婚して…というのが幸せかといったら、全然そうじゃなくていいでしょって。心が大きい子に育って健康であればそれで充分! そういう意味では私は、ちょっと視点がズレているんだと思います(笑)。
海外では抱っこするのはパパの役目 「負担にならないように、夫婦で同じ量やるように意識」
――もう少し子どもと過ごす時間が欲しいなど、仕事とのバランスでジレンマに陥ることはありますか?
土屋アンナインスタでハッピーなキラキラファミリーを見ると、“こんなお母ちゃんになってあげられなくてごめん”と思いますよ。毎日公園で子どもを遊ばせて、手作りお菓子を作って…っていうママたちを見ると、すごいなと。でも、それは比べてるからそう思うわけで、私には無理だから(笑)。
――実際に4人のお子さんを育てながらお仕事をするのは、なかなか大変なことも多いのでは?
土屋アンナだから、保育園には本当に感謝してますね。自分が仕事に行かなきゃいけない時、保育園の先生たちが、自分が産んだ子ではない子を、守って育ててくれるわけじゃないですか。保育園があるから、お仕事をできている部分はすごく大きいですね。
――家ではお子さんたちが、お手伝いしてくれることも?
土屋アンナすごく手伝ってくれます。たぶん、そうしないと私が怖いからだと思うけど(笑)。うちは猫も6匹いて命がたくさんあるから、手伝ってもらわないとできないよってことは昔から伝えています。息子二人は、いつか家を出た時に手伝える旦那さんになれたらいいと思うから、お風呂やトイレ掃除、ゴミ出しと、女の子が大変そうなことは手伝うように言っています。休みの日は、遊びに行く前に息子二人が床を雑巾がけしてくれますよ。もちろん旦那さんも、いろいろ手伝ってくれますしね。
――それはすごく助かりますよね。結婚した当初からですか?
土屋アンナ出会った時から言っていたんです。日本では子どもを抱くのはママっていうイメージがありますけど、海外ではパパなんですよ。どう考えても、パパの方が力があるし、体力もある。日頃ママとはスキンシップをたくさん取れているから、パパに抱いてもらおうという考えです。私自身もそうでした。抱っこや肩車をするのも、公園に遊びに行くのもパパ。「ママが公園に行くなんて考えられない!」って、うちの母は言います(笑)。
――家でやることがたくさんありますもんね(笑)。
土屋アンナそうそう。私も連れていって遊ばせたほうが早く寝るしな…と思って時間が作れる時は、下の子ども2人を連れて公園に行きますけど、1時間もいられたらエライと自分を褒めます(笑)。最近は日本でも公園にパパが増えてきたので、素敵なことだと思います。もちろん全部パパにすると疲れちゃうから、両方でバランスが取れれば一番いいのかなって。うちはできるだけ、夫婦で同じ量やるようにしていますね。
土屋アンナインスタでハッピーなキラキラファミリーを見ると、“こんなお母ちゃんになってあげられなくてごめん”と思いますよ。毎日公園で子どもを遊ばせて、手作りお菓子を作って…っていうママたちを見ると、すごいなと。でも、それは比べてるからそう思うわけで、私には無理だから(笑)。
――実際に4人のお子さんを育てながらお仕事をするのは、なかなか大変なことも多いのでは?
土屋アンナだから、保育園には本当に感謝してますね。自分が仕事に行かなきゃいけない時、保育園の先生たちが、自分が産んだ子ではない子を、守って育ててくれるわけじゃないですか。保育園があるから、お仕事をできている部分はすごく大きいですね。
――家ではお子さんたちが、お手伝いしてくれることも?
土屋アンナすごく手伝ってくれます。たぶん、そうしないと私が怖いからだと思うけど(笑)。うちは猫も6匹いて命がたくさんあるから、手伝ってもらわないとできないよってことは昔から伝えています。息子二人は、いつか家を出た時に手伝える旦那さんになれたらいいと思うから、お風呂やトイレ掃除、ゴミ出しと、女の子が大変そうなことは手伝うように言っています。休みの日は、遊びに行く前に息子二人が床を雑巾がけしてくれますよ。もちろん旦那さんも、いろいろ手伝ってくれますしね。
――それはすごく助かりますよね。結婚した当初からですか?
土屋アンナ出会った時から言っていたんです。日本では子どもを抱くのはママっていうイメージがありますけど、海外ではパパなんですよ。どう考えても、パパの方が力があるし、体力もある。日頃ママとはスキンシップをたくさん取れているから、パパに抱いてもらおうという考えです。私自身もそうでした。抱っこや肩車をするのも、公園に遊びに行くのもパパ。「ママが公園に行くなんて考えられない!」って、うちの母は言います(笑)。
――家でやることがたくさんありますもんね(笑)。
土屋アンナそうそう。私も連れていって遊ばせたほうが早く寝るしな…と思って時間が作れる時は、下の子ども2人を連れて公園に行きますけど、1時間もいられたらエライと自分を褒めます(笑)。最近は日本でも公園にパパが増えてきたので、素敵なことだと思います。もちろん全部パパにすると疲れちゃうから、両方でバランスが取れれば一番いいのかなって。うちはできるだけ、夫婦で同じ量やるようにしていますね。
4人の子どもそれぞれとの時間を作る 「毎日必ず、“どうだった?”って聞くようにしてます」
――子育てをする上で、大事にしていることはありますか?
土屋アンナ一番は、健康に生きてもらうこと。あとは、いろんなことにチャレンジして、経験してもらうことですね。友だちともケンカも、まずは1回やらせるんです。そうしたらお互いに泣いて、痛みがわかるから。親が全てケアしちゃうと委縮しちゃうと思うので、うちはどんどんやらせています。ただ、私のダメなところは、子どもの話を全然聞いていないことなんです(笑)。
――でも、4人いたら1人1人の話をじっくり聞いていられないですよね?
土屋アンナ長男と次男は特に、私が話を聞いていないこともわかっていて(笑)。でも必ず、「今日どうだった?」は聞くんですよ。そうすると二人とも「ママどうせ聞いてない」と思いつつ、いろいろしゃべってくれます。細かい内容は聞いていないんですけど、話しかけることは意識していますね。
――それが、コミュニケーションになっているのかもしれませんね。
土屋アンナあとは4人それぞれと、1人ずつの時間を作ってあげるようにしているかな。長男と次男に別の習いごとをさせて、その時間は私と2人だけの時間にするんです。“ママとの自分だけの時間”と思ってもらえるように、心掛けていますね。
土屋アンナ一番は、健康に生きてもらうこと。あとは、いろんなことにチャレンジして、経験してもらうことですね。友だちともケンカも、まずは1回やらせるんです。そうしたらお互いに泣いて、痛みがわかるから。親が全てケアしちゃうと委縮しちゃうと思うので、うちはどんどんやらせています。ただ、私のダメなところは、子どもの話を全然聞いていないことなんです(笑)。
――でも、4人いたら1人1人の話をじっくり聞いていられないですよね?
土屋アンナ長男と次男は特に、私が話を聞いていないこともわかっていて(笑)。でも必ず、「今日どうだった?」は聞くんですよ。そうすると二人とも「ママどうせ聞いてない」と思いつつ、いろいろしゃべってくれます。細かい内容は聞いていないんですけど、話しかけることは意識していますね。
――それが、コミュニケーションになっているのかもしれませんね。
土屋アンナあとは4人それぞれと、1人ずつの時間を作ってあげるようにしているかな。長男と次男に別の習いごとをさせて、その時間は私と2人だけの時間にするんです。“ママとの自分だけの時間”と思ってもらえるように、心掛けていますね。
芯の強さは母親譲り 「人にどう思われても、屁とも思わない!」
――「なんでも一人でできちゃいそう」「強い女性」のイメージが土屋さんのパブリックイメージとしてある気がするのですが、逆に疲れてしまったり弱音を吐きたくなることは?
土屋アンナもちろんあります。長男の前ではよく泣きますし(笑)。この間も、プライベートでいろいろなことが重なって頭がパンパンな時に、確か息子が何か私が怒るようなことをしちゃったんですよね。それで怒って、泣きながら訴えたら、長男が「わかった、わかった」って。もう3歳児のように泣きました(笑)。
――でも息子さんも、ちゃんと聞いて受け止めてくれるんですね。
土屋アンナ“こういう女とは結婚しないようにしよう”って顔をしてますけどね(笑)。でも、子どもたちはみんな、“私の弱さ”を知っています。ママはこういう部分が弱いっていうことを知っているから、ものすごく助けてくれますね。
――弱さを見せるのは、意識せず自然に?
土屋アンナそうですね。母親っていうよりも、兄弟みたいな感覚なのかもしれないです。家族にはなんでも見せていいと思うから、ダメなところも、泣いてるところも全部見せます。
――実際に、「強いよね」と言われることも多いのでしょうか?
土屋アンナよく言われます。自分ではそんなに思ったことないんですけどね。ただ、人にどう思われても平気って思っている部分はあります。何を言われても、屁とも思わない!
――それは、昔からですか?
土屋アンナハーフに生まれたことも大きいと思います。当時はまだそんなにハーフが多くなかったので、人と見た目が違うことで、周りからいろいろなことを言われたんですね。でも、母はそんな言われ方をしても跳ね返してきた強い人なので。いろいろなことを肌で感じてきた人ってすごく強い。私も、その強さを受け継いでいるんだと思います。ただ、私より母の方がもっともっと強いですけどね(笑)。
――3月には子どもや若者を応援するイベント「Change Makers Fes2022」でアンバサダーを務められますが、ご自身の経験を踏まえどんなメッセージを届けていきたいですか?
土屋アンナ子どもってすごく柔らかいマインドを持っていて、現実にはできなそうなことも提案してくれるんですよ。大人たちが子どもの目線にたって、大きな心を持ってチャレンジできるようサポートできたらと思っています。
――今後、ご自身のお子さんたちにどういう風に育って欲しいですか?
土屋アンナ命さえ落とさず元気に生きてくれたらそれが一番です。生きる強さを持って、人に愛される、そして人を愛する子になってほしいですね。
土屋アンナもちろんあります。長男の前ではよく泣きますし(笑)。この間も、プライベートでいろいろなことが重なって頭がパンパンな時に、確か息子が何か私が怒るようなことをしちゃったんですよね。それで怒って、泣きながら訴えたら、長男が「わかった、わかった」って。もう3歳児のように泣きました(笑)。
――でも息子さんも、ちゃんと聞いて受け止めてくれるんですね。
土屋アンナ“こういう女とは結婚しないようにしよう”って顔をしてますけどね(笑)。でも、子どもたちはみんな、“私の弱さ”を知っています。ママはこういう部分が弱いっていうことを知っているから、ものすごく助けてくれますね。
――弱さを見せるのは、意識せず自然に?
土屋アンナそうですね。母親っていうよりも、兄弟みたいな感覚なのかもしれないです。家族にはなんでも見せていいと思うから、ダメなところも、泣いてるところも全部見せます。
――実際に、「強いよね」と言われることも多いのでしょうか?
土屋アンナよく言われます。自分ではそんなに思ったことないんですけどね。ただ、人にどう思われても平気って思っている部分はあります。何を言われても、屁とも思わない!
――それは、昔からですか?
土屋アンナハーフに生まれたことも大きいと思います。当時はまだそんなにハーフが多くなかったので、人と見た目が違うことで、周りからいろいろなことを言われたんですね。でも、母はそんな言われ方をしても跳ね返してきた強い人なので。いろいろなことを肌で感じてきた人ってすごく強い。私も、その強さを受け継いでいるんだと思います。ただ、私より母の方がもっともっと強いですけどね(笑)。
――3月には子どもや若者を応援するイベント「Change Makers Fes2022」でアンバサダーを務められますが、ご自身の経験を踏まえどんなメッセージを届けていきたいですか?
土屋アンナ子どもってすごく柔らかいマインドを持っていて、現実にはできなそうなことも提案してくれるんですよ。大人たちが子どもの目線にたって、大きな心を持ってチャレンジできるようサポートできたらと思っています。
――今後、ご自身のお子さんたちにどういう風に育って欲しいですか?
土屋アンナ命さえ落とさず元気に生きてくれたらそれが一番です。生きる強さを持って、人に愛される、そして人を愛する子になってほしいですね。
「Change Mekers Fes2022」
歌手でモデルの土屋アンナが、下記の通り、3月19日にオンライン(バーチャル会場)で開催される「Change Mekers Fes 2022」のスペシャルアンバサダー(=大使)に就任。同イベントは、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンが主催し、25歳以下の若者を対象に「誰かのために動く、キミのための日」をテーマにSDGsの目標としてあげてられている国内外の社会課題に対して、ボランティア活動などのアクションを起こし、土屋をはじめとした著名人からの激励と交流を受け、様々な立場や価値観を理解し、
世界に目を向け、協力していく社会を作っていく手助けとなるイベント。当日は昨今のコロナ渦の事情を反映してオンラインでバーチャル会場から著名人とのトーク、パフォーマンスなどでコミュニケーションを図る。
参加申請はこちら(3/6まで)
https://ftcj.org/changemakersfes
世界に目を向け、協力していく社会を作っていく手助けとなるイベント。当日は昨今のコロナ渦の事情を反映してオンラインでバーチャル会場から著名人とのトーク、パフォーマンスなどでコミュニケーションを図る。
参加申請はこちら(3/6まで)
https://ftcj.org/changemakersfes