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年末年始の“家族の集まり”は半数が「必要」と回答、どこまで準備を手伝えば…? 立場にモヤモヤ

2022-12-31 eltha

手作りする場合、年末の大掃除などの家事と同時進行でしなければいけない、おせち料理の下ごしらえ

手作りする場合、年末の大掃除などの家事と同時進行でしなければいけない、おせち料理の下ごしらえ

 年末年始の帰省、料理の準備、家族の世話、お年玉等の出費など、家族が集まることを思うと憂うつに感じることも。「皆が集まるなんて、正月くらいしかない」現状は理解していても、いざその場に行けば様々なモヤモヤがある。eltha by ORICON NEWSでは、年末年始の“家族の集まり”について、その必要性と人々の本音を調査した。

食事の準備や片付け・手伝い、姑への「やってます」アピールに辟易

 本調査では、20代から60代の女性のうち、年末年始の家族の集まりで悩みやモヤモヤを感じたことがある人1000名を対象に「お正月の悩みごと」を調査。4割を超えたのは「家族の食事の準備や片付け・手伝い」(41.3%)、「年末年始特有の料理準備や片付け・手伝い(年越しそば、お節、お雑煮など)」(40.4%)。続いて上位には「その他の親戚との付き合い(義父母・実親・子供・孫など以外)」(37.3%)、「お年玉の準備」(34.2%)、「交通費や手土産などの出費」(30.4%)、「義父母との付き合い(28.4%)といったトピックが並んだ。
 例えば、大晦日に食べる料理も各家庭での決まりごとがある。年越しそばを必ず用意しなければいけなかったり、すき焼きや寿司と決まっていたり、おせちの仕込みをする家も。家庭のしきたりやルールに対応する必要がでてくる。親戚同士で遺恨が残ることの多い“お年玉”についても、何歳まであげるのか空気を読んだり、自分に子どもがいないのに支払わなければならなかったり、大人として帰省する立場になってから経験する困りごとがあるはずだ。

 今回の調査でも、料理の準備を“嫁”が担わなければならない空気感がある、嫁同士で仕事の取り合いになる、帰省するだけして動かない兄弟たちにモヤモヤする、お年玉の金額が釣り合わないなど様々な声があがった。

「本家の嫁の立場なので正月やお盆は次々と親戚が来て応対する必要があるので、毎回、心身共に疲れてしまう」(50代/山形県)

「姉一家が帰省してきて、全く何も手伝わず3食昼寝付き状態なので、食事の世話、洗濯、掃除、お風呂は1番最後と本当に疲れます。大体帰省が終わると疲労で体調を崩しますが仕事が休めずつらすぎです」(40代/三重県)

「親戚まわりをしなくてはならず、手土産&お年玉代がバカにならないぐらいお金がかかる」(50代/神奈川県)

「おせち以外のご馳走を何にするか悩む。あまったときとか、費用の分担とか。残り物の始末も大変だ」(60代/神奈川県)

「台所で、義母の前での嫁同士の仕事の取り合い(やってます感、働き者ですアピール)がモヤモヤしました」(50代/茨城県)

「義母の手伝いをするとやらなくていいと言われるけど、結局裏で何もしないと言われたりモヤモヤというかイライラしました」(40代/福島県)

正月に家族で集まる“形式”自体を疑問視「結局、誰が楽しんでいるの?」

 「様々なモヤモヤがあったとしても、家族の集まりは必要だと思うか」の問いには、【必要だと思う派】が51.3%、【どちらともいえない】が23.4%、【必要だとは思わない派】が25.3%という結果だった。

 【必要だと思う派】の意見には、「親孝行のひとつだととらえている」(50代/埼玉県)、「モヤモヤしても家族としてのつながりはちゃんと保ちたい」(30代/東京都)、「元気かどうか顔を見て確かめたいし、集まるのが嫌という訳ではない」(30代/宮城県)という声も。天災など、不測の事態が起きた時の保険として、「特に仲良くないからこそ、年に1度くらい顔を合わせておくこと自体に意味がある」(20代/東京都)というコメントも寄せられた。

 【どちらとも言えない】と回答した人からは、「それぞれ家族の形態で違いすぎて、必要か否か断言できない」(30代/秋田県)、「嫌な思いはしたくないが、家族で集まる機会もなかなかないので、どちらか一つに決められない」(30代/沖縄県)、「高齢化が進んでこちらが先に亡くなるんじゃと思うと、自分の家族だけのゆっくりしたお正月は一体いつ来るんだろうと虚しくなる。お正月じゃない方がお互いゆっくり会えるのに、誰のためにやってるんだろうと思う時がある」(60代/東京都)、「必要とは思わないが、『不要』とはこちらからはとても言えない。向こうから言ってくるのを待つだけ」(60代/東京都)という意見が見られた。
親戚との集まり「誰のためにやるのか」という声も

親戚との集まり「誰のためにやるのか」という声も

 【必要だと思わない派】からは、「結局、誰が楽しんでいるのか?と考えたときにおそらく数人。自分や他の人の疲労度を考えると必要なのか?と感じる。別の日にもっと気軽に全員が楽しめるようなものがある方が良いと思う」(50代/千葉県)、「毎回必ず不快な思いをするのがわかっているのに集まるぐらいなら、疎遠になった方がマシ」(30代/奈良県)、「会って話せばなんとかなるなんてのは、自分の意見を通した人だけが思うこと」(50代/北海道)といった意見があがった。

 親世代を想う意見、家族のつながりに重きを置く意見がある一方で、正月に家族で集まるという“形式”自体を疑問視する声は少なからず見られた。「実は親(親戚)が苦手…」と思い切って告白すると、周囲との価値観の違いから大きな傷を負うこともある。人それぞれの考え方があるので、無理してまで家族との関係を保たなくてよい、血縁だから気が合うとは限らないという考えが、より一般的なものとして広まっていくことを願うばかりだ。

調査対象:OMR会員 20〜60代女性
サンプル数:大人になってから年末年始に家族で集まった経験があり、その際「悩み」「モヤモヤ」を経験したことがある方1000名
調査期間: 2022年12月6日(火)〜12月12日(月)
調査手法: インターネット調査
調査機関: オリコン・モニターリサーチ
リンク:http://omr.oricon.co.jp/?cat_id=omr-eltha
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