ホーム エンタメ > 「小学生から外見に強い違和感があった」14歳で初整形した水沢アリーが明かした過去と整形の心構え

「小学生から外見に強い違和感があった」14歳で初整形した水沢アリーが明かした過去と整形の心構え

2023-01-11 eltha

水沢アリーInstagram(@ally.lens)より

水沢アリーInstagram(@ally.lens)より

美容整形への意識が変化しつつある昨今。芸能界でもカミングアウトするタレントが少なくない。水沢アリーも4年前、顔の整形施術を公表した。これまで隠していたワケではない。「1カ所、2カ所では中途半端。自分なりに(整形を)やりきったと思えるタイミングで公表したかった」と話す水沢。初整形は14歳。以降、整形を重ねて現在は“バージョン20”だ。昨年末からはYouTubeで整形事情や業界の課題などについて投稿も始めた。体験談に基づく本音トークにコメントでは「参考になる」「かつてより好感もてる」と言った声も寄せられる。中学生で整形した水沢アリーの過去と整形観とは。

「今の自分の顔は、内面が全く表現できていないと思っていた」

――昨年から「心身のアップデート」をテーマにYouTubeでも積極的に整形事情をお話しされていますね。

【水沢アリー】 そうですね。やっと話せるバージョンまで上げられました(笑)。人に何かを教えるなら、中途半端じゃなく、その道のプロじゃなきゃいけないと思うんです。人生初の整形、“外見のアップデート”をしたのは14歳のとき。正直、14歳でも遅かったくらい。と言うのも、私の中には、生まれた時から“アップデート”することがDNAの中に入っていた。こんな言い方をすると、また世の中がざわざわしちゃうかもしれないですけど、小学校4〜5年生の頃から自分の外見には違和感しかありませんでした。
――整形は“アップデート”…水沢さん用語ですね。「外見に違和感」と言うのは…

【水沢アリー】 簡単に言うと、もっと派手な顔の方が、私は私らしいと強く思っていたんです。鏡を見るたびに、「私の顔はこの顔じゃない」って。それでも、成長すればきっと私の思い通りの顔になるんだろうと思っていたら、そのまま小6になり、中1になって。成長しても思った顔にならなかった。それでアイプチ(まぶたを二重にする化粧のり)を使い始めて。毎日20分ぐらいかけて、瞼を二重にしてから学校に行っていました。

 そのうち寒い時期になると瞼が乾燥して、しょっちゅう切れて血が出るようになって。そんな私を見るに見かねた母が、「埋没という方法もあるみたいだよ」と教えてくれて。糸で止めるだけで、毎日の手間もカットできて瞼も救われるならと、母が病院に付き添ってくれました。それが人生で初めての“プチアプデ”でした。

――お母さまは整形に賛成だった?

【水沢アリー】 完全に賛成ではないですね。母親は初期の顔(生まれ持った顔)が好きで、可愛い可愛いと育てられたので、当時は、瞼から出血している娘を見るのが辛いという気持ちから病院に付き添ってくれましたけど、整形は今でも反対。複雑な気持ちだったろうな、と思います。今の私は母の心配をとっくに通り越えたところにいるので、心配しつつも「あなたらしく好きに生きてください」みたいな感じでしょうか。

 今の私が、こんなふうに伸び伸び生きられていられるのは、本当に両親のおかげなんです。二人ともすごく常識人なのですが、その常識を当てはめると、この子の個性が活かせないと思ったんでしょうね。父は27の時に他界してしまったのですが、両親の子供に生まれられて幸せです。私も子供の個性を大切にした、母親になれたらなと思います。
――ご両親は整形に反対ながらも、アリーさんの生き方を尊重されているんですね。14歳での初整形から、どのように整形を重ねられましたか。

【水沢アリー】 2回目は確か高校生ぐらいの時。瞼の糸が取れちゃって、もう1回埋没をしたんですよね。そこから何回か埋没したんだけど、元々の脂肪量が多かったので、糸だと緩んできたり、切れたりしやすいんです。そこで大学生になってから、ガツッと切開する方法を試しました。それが、初めてのテレビ出演のあと、2回目のテレビ出演の前で。あの二重は違和感ありましたよね(笑)。その後は正直、アップデートしすぎて細かく覚えてないんですけど、一通り自分が気になるパーツっていうものを、直していったっていう感じです。

どんなに外見を変えても、心が変わらなければ人生はつまらない

――現在は「バージョン20」とのことですが、整形は水沢さんにどんな変化をもたらしたのでしょうか。

【水沢アリー】 最初にした時は、毎日がすごく楽しくなりました。でも、ある程度外見のバージョンアップを重ねていくうち、外見だけじゃなく心もアップデートしていかないと、レンタカーの車種だけ変えて旅に出るのと変わらないんだってことに気がついちゃったんですよ。

レンタカーならロールスロイスとか、すごい車にも簡単に乗れる、だけど、乗っている人が心から楽しもうと思わなければ、車種を変えようと、決して楽しい旅にはならない。それと同じで、どんなに外見を変えたところで心が変わらなければ、人生はつまらないままなんです。
2022年9月のバースデーショット。水沢アリーInstagram(@ally.lens)より

2022年9月のバースデーショット。水沢アリーInstagram(@ally.lens)より

愛犬レモンと。水沢アリーInstagram(@ally.lens)より

愛犬レモンと。水沢アリーInstagram(@ally.lens)より

――なるほど。経験者として10代での整形について思うところはありますか。

【水沢アリー】 10代でも、プチと言われるもの。例えば、ヒアルロン酸注射だったりとか、瞼の埋没だったり、元に戻せるものだったら、私の中ではちょっと行き過ぎたお化粧っていう感じなので問題ないと思っています。でも切開とか、メスを入れる系の施術は、もし自分の子供がするって言ったら反対しますね。

――そこは自分の中で一線を引いているんですね。

【水沢アリー】 そうです。自分の中で変な線引きというかルールがあって。顔はこれだけアプデしていても、ピアスは開けてないんですよ。体には今のところ傷を作りたいと思わないので。そこはちょっと他人には理解されにくいかもしれないですね。

――たしかに独特かもしれません。整形をカミングアウトされたのは番組からのオファーですか。

【水沢アリー】 きっかけはそうですね。ただ、ある程度バージョンを上げていくと、自分の中でアップデーターとしてのアイデンティティーとか誇りみたいなものがあって、中途半端に1箇所2箇所しかやってないのにアプデしてますって言うのは、ちょっと恥ずかしくて。私自身のバージョン数がある程度上がってから、自分なりにやりきったと思えるタイミングで公表したいっていうのはありましたね。
水沢アリーInstagram(@ally.lens)より

水沢アリーInstagram(@ally.lens)より

「アプデは自分自身の顔をキャンバスにしたアート、表現の場」

――整形するうえでのこだわりなどは。

【水沢アリー】 アプデは自分自身の顔をキャンバスにしたアート、表現の場です。アーティストが木や粘土を表現のツールとして使うのが、私は外見がツールという感じです。自分の中身をアップデートすることで生まれた外見とのギャップを、定期的にバージョンアップすることでうまく詰めていく。時代によっても美の感覚っていうのは変わるので、そこも考えながらバランスをとっていく感じです。

――ちなみに…過去の整形で失敗したな、と思うこともありましたか。

【水沢アリー】 もちろんありますが、成功と自分感じるまでやり続けるので私にとっては通過点です(笑)。最大の失敗は、やっぱり1回目と2回目の番組出演の間にした切開ですね。後々知ったことなんですが、(二重の)幅を狭める手術は、とても難しくて、名医じゃないとできないんですよね。でも広げるのは、比較的簡単にできてしまうから、いきなり幅広めでパーンとやるんじゃなくて、もっと狭いところから刻んでいけばよかったなと。なので今は、名医さんといかに理想通りの設計図を叶えていくか、常に相談しながら進めているという感じですね。

――これから整形したいと思っている方に伝えたいことは。

【水沢アリー】 アップデートすると全てうまくいくっていう未来を思い描きがちなんですけど、うまくいかなかった場合のことも考えておいた方がいい。例えば傷跡が残った時に、それに対して自分がどういう風に向き合えるタイプの性格なのか。ちょっとでも傷跡があったら、私は多分外に出られないなとか。視線が気になって人の目も見られなくなるなとか。自分である程度わかると思うので。 その上で、リスクの少ないものを選んでいくのは、すごく大切かなと思っています。もし背負っちゃった場合も、共に生きていけるぐらいの精神力というか、ポジティブに発想が転換できるかどうか、ぜひ自分に聞いてみていただきたいですね。
――整形に限らず人生にリスクはつきものですが、水沢さんご自身は常にリスクヘッジしながら行動してきたのでしょうか。

【水沢アリー】 逆ですね。リスクを背負える覚悟があるから、リスクを怖がらない。だから傷跡も全然ありますし、それに関してはアップデーターとしての生き様、生きてきた証。例えるならタトゥーみたいなものだと思っているんですね。美しくなりたかったんだよね、わかる、わかる。この時の自分は可愛かった、みたいな感じ。思い出の1つなので、傷跡が残っても悲観することはないですね。

――現在、SNSやYouTubeを通じて「美容整形」に関する体験談や考えを発信されていますが、今後のプランなどはありますか。

【水沢アリー】 素晴らしい美容外科医の先生をまとめた何かを作りたいです。美容クリニックと医者はイコールではないので、私は医者単位で見るようにしていて。このアプデ業界は、外から見ると全部一緒に見えますが、ある程度知っている人からするとちゃんとランクがあるんです。そこを差別化して、素晴らしい技術と人柄を持つ先生達と何か出来たらいいなと思っています。私は自分を好きになれたきっかけがアプデだったので、皆にももっと自分を好きになる心のアプデにも繋がるきっかけの一つになれたら嬉しいなと思ってます。

(取材・文/今井洋子)

水沢アリー INFORMATION
▼YouTube
ALLY LENS 水沢アリー
▼TikTok 
https://www.tiktok.com/@allylens

Facebook

関連リンク

あなたにおすすめの記事

おすすめコンテンツ


P R
お悩み調査実施中! アンケートモニター登録はコチラ

eltha(エルザ by オリコンニュース)

ページトップへ