【猫ビフォーアフター】「ついにデレた!」娘さんの愛に陥落、まったく人馴れしなかった保護猫の変化に涙
2023-12-14 eltha
愛媛の保護団体『愛・CAT』(・はハート)と協力し、多くの猫を愛媛から東京に保護しているNPO法人『ねこけん』。保護するだけではなく、1日も早く新たな家族を見つけてあげたい…そんな思いで、頻繁に譲渡会を開催している。だが、せっかくトライアル飼育に出ても、なかなか馴れてくれない猫もいて…。ある家族と猫の話を、代表理事・溝上奈緒子氏に聞いた。
怖がりなキジトラ子猫、里親の元でも警戒心MAX
「つゆちゃんは、すごく怖がりな子猫でした。愛媛だと譲渡が難しかったのもあって東京に連れてきたのですが、なかなか人馴れするまでには至らなかったんです」
そんなつゆちゃんだが、「理解のある優しいご家族の娘さんがつゆちゃんを選んでくださり、ご縁がつながって。そのおうちにトライアルに行くことになりました」とのこと。ちなみに、その家族には先住猫がおり、それも『ねこけん』卒業生だという。
だが、ここからが大変だった。もともと人馴れしていないつゆちゃん。さらに初めての家に連れてこられたこともあり、警戒心はMAX。想定内ではあるものの、まずはトイレの奥に籠城してしまう。
ただ、“本猫”なりに距離を取りながら少しずつ状況を確認したのか、怖いながらもなんとか馴染もうとしている様子がうかがえた。『ねこけん』ブログには、トイレの奥の次はケージの上、さらに本棚の脇から顔を覗かせるつゆちゃんの写真が投稿されている。
こうして、じわじわと距離を縮めるつゆちゃん。家族も焦ることなく、つゆちゃんのペースに合わせてゆっくりゆっくり見守った。トライアル期間を終え、正式に家族に迎えられることになっても、その状況は続いたという。
「ついにデレた!」、娘さんに甘える姿にもらい泣き
メールには、娘さんに撫でられ、甘えているつゆちゃんの写真が。「娘は嬉しすぎて大泣きしました笑」ともあり、『ねこけん』メンバーも思わずもらい泣きしたという。
「最初は馴れない子もいますが、『この家の子になる』という運命の巡り合わせであれば、きっと馴れてくれます。中には戻ってきてしまう猫もいますが、絶対にいつか家族になる人を見つけることはできるはず。里親になる皆さんも、どうか焦らず、見守っていただきたいです」
■NPO法人『ねこけん』
■『ねこけん』オフィシャルブログ