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“現場男子”も猫にメロメロ…行き倒れ子猫も保護、ペットを飼った建設会社のビフォーアフターが微笑ましい

2024-03-31 eltha

 「会社にペット」というと、かつては個人商店などで飼われた“看板犬(猫)”や、2000年代初頭に話題となった“猫駅長”など、その多くがお客さんと触れ合うものだった。だが近年、そこで働く従業員のために飼われる「企業ペット」を導入する会社が増えているという。「企業ペット」にはどのような効果があるのだろうか? 昨秋、敷地内に瀕死の状態で倒れていた半身不随の子猫を救出し、現在事務所に5匹の猫を飼う三重県鈴鹿市の建設会社・TMK建設の近藤さんに話を聞いた

【かわいすぎる猫】奇跡の猫

  • 猫と戯れるスタッフ
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  • ”現場男子”が60分で作った”ぽち”の家
  • ぽち
  • 猫たち
  • 猫たち
  • 資材置き場に横たわるのりしおとうすしお
  • キャットタワーに集合するねこたち(かつお、たまこ、のりしお、うすしお)

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スタッフは5匹の猫にメロメロ…ごはん代やお世話の面倒もかわいさで全部消される

 そもそも、人はなぜ動物と触れ合うことが“癒やし”と感じるのだろうか? かわいい動物の言動を見て触れると、ストレスの解消、リラックス効果があると言われ、仕事でのイライラも動物に触れることで安らぎ、精神的に落ち着くことができる効果も臨めるという。その効果から、アニマルセラピーとして病院などでも導入されている。

 また、もうひとつの大きな効果として挙げられるのが、動物を介在させることで生まれる社員間のコミュニケーション。TMK建設ではこれを期待して、2022年に導入した。

「『企業ペット』という言葉を耳にし、その効果を調べてみると、社員同士のコミュニケーションの増加や笑顔が増えるなど、社員の活性化につながるとありました。弊社は10代〜60代と幅広い年齢の職人が在籍しているので、みんなのコミュニケーションの一環となればという思いで飼うこととなりました」(TMK建設・近藤さん/以下同)

 「企業ペット」導入の際に気を付けなければけないのが、ペットを飼うことでストレスになる従業員が出てしまうこと。同社もそこをケアしたという。

「もちろん、社員全員と話し合い満場一致で『飼ってみよう』となり現在に至ります。そこで迎え入れたのが、かつお(社長命名)とたまこ(従業員命名)です」

 2匹の猫からスタートし、昨年11月に瀕死の状態を救ったのりしお・うすしお兄妹、昨年から“通い”続け今年2月に保護したぽちと、現在事務所は5匹の大所帯。だが、その効果は絶大だという。

「特に“現場男子”たちはメロメロです(笑)。社内の会話は猫中心になりますし、現場から事務所へ帰ってくると、みんな必ず猫たちに『ただいま』と言い、触れ合います。実際に飼ってみて会話が増える、従業員同士のコミュニケーションが増えるなどのメリットを感じています」

 同社では、この猫の様子や、スタッフと猫とのコミュニケーションの様子をSNSで発信。すると思わぬ効果を実感したとのこと。

「猫たちの日常を公開するようになってから、着々とフォロワー数が増えていきました。あちこちで声を掛けていただいたり、全国のフォロワーさんから差し入れを送っていただいたり、フォロワーさんと実際にお会いしたりなど、人と人とのつながりを実感しています。また、取引先からも『インスタ見てます』とよくお声掛けいただきます」

 従業員同士だけでなく、社外のクライアントとの距離も近づいたことを実感したという同社。逆にデメリットはないのだろう?

「デメリットは、ごはん代がかかることや、抜け毛、あとはお世話くらい…ですが、それらは全部かわいさで消されます(笑)。会社猫、おすすめします!」
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