チャイルドシート未装着で起こした悲劇…赤ちゃんが窓から落下「子どもの命を守れるのは大人」

　自動車の運転者は、チャイルドシートを使用しない状態で6歳未満の幼児を乗せて、 運転してはならないことが道路交通法で決められている。夏休みは、子ども連れで車移動をする機会も多くなる時期だが、チャイルドシート未装着のために亡くなった赤ちゃんの話を描いた漫画がXで話題を集めた。そこで投稿者のmoroさん（@moro000000）に話を聞いた。

――この漫画を最初に投稿したのはいつごろですか？

「投稿は昨年（2023年）のゴールデンウィークです。読んでくださった方たちから『チャイルドシートの大切さを再認識した』とのお声をたくさんいただきました。他に『身内に理解がなく“可哀想だから外してあげて”と言われてつらい』と嘆くお声も意外に多くあったのを覚えています」

――この話を漫画として投稿しようと思った理由は？

「当時Xで、“車の後部座席に布団を敷いて寝かせながらの長距離移動。子どもがグズらず快適”という内容のポストを拝見して『危ない』と思ったので描くことにしました」

――moroさんはこの漫画を再掲されていますね、その想いは。

「親の不注意で命を落としてしまう子が少しでも減らせればと、長距離移動がありそうな連休や長期休暇の際に注意喚起させていただています。やはり子どもの命を守れるのは大人ですから」

――夏休みで車で出かける方も多い時期です。メッセージをお願いできますでしょうか。

「事故は思いがけないところで起こります。自分は安全運転だからといっても、もらい事故は防ぎようがありません。対向車が突っ込んできたら？　人（動物）の飛び出しで急ブレーキをかけたら？　ちょっとの油断が、取り返しのつかないことにもなります。どうか、チャイルドシートをきちんと装着してください。お願いします」