憧れのスター結婚で何を思う? 「最後の砦」を緊急調査
2015-10-30 eltha
ここ最近、大物芸能人の結婚ラッシュが巷を賑わせています。特に最後の大物独身貴族と言われた福山雅治さんの電撃婚は、この秋のトップニュースに。“福山ショック”という言葉が生まれるほど日本中に大きな衝撃を与えたことは記憶に新しいですよね。年頃になればいつそうなるかも分からない憧れのスターの結婚。Xデーを迎えた時あなたは何を思う? 精神科医の片田珠美さんに、気になる男女の胸の内を教えていただきます。
elthaでは20〜40代の男女を対象にアンケートを実施。好きな異性の有名人が結婚した時【ショックだと思う】と答えたのは男性36.2%に対し、女性は約半数の46.8%。男性よりも女性の方が心に空く穴が大きいよう。いつかは誰かの王子・お姫様になるものと覚悟していたとしても、「幸せになってほしいと思う反面で寂しくなると思う」(秋田/40代・女性)との回答が多数。恋仲ではないけれど、失恋に近い気持ちを抱く人が多いみたい。
片田さんによると、好きな異性の有名人というのは“擬似恋愛の対象”になっているんだとか。ちなみに、女性の方が【ショックを受けると思う】人の割合が高かったのには2つの理由が考えられるそうで、「ひとつは、女性の方が恋愛に関しては夢見がちということ。もうひとつは、自分自身がショックを受けたことを隠さず(気持ちを表に)出す傾向が強いということです。やはりまだ、男性には強がるところがあるのではないでしょうか」(片田さん)。
寄せられたコメントを見ると、憧れの人がどんな相手を生涯の伴侶として選ぶか?によってもショックの度合いは異なるよう。具体的にどんなパートナーを選んだ場合がショックかを尋ねると、男女共通で【その人が誰かのものになってしまうこと自体がショック】、【交際期間が短い相手】が上位に。性別で特徴を見ると、女性は結婚相手が極端に若かったり、一般人だったりすること。男性は相手がお金持ち、極端に年上であることをネックに感じる傾向にある様子。
こういった気持ちになるのも、心のどこかで擬似恋愛の相手として意識していることがかかわっているそう。「女性が男性有名人の結婚相手が若いことにショックを受けるのは、『男はやはり若い女が好き』という厳然たる事実を突きつけられるからでしょう。ある年齢以上の女性であれば、婚活市場での自分の価値が暴落していることを思い知らされるかもしれません。同様に、男性が女性有名人の結婚相手がお金持ちであることにショックを受けるのは、『女は男を金で選ぶのではないか』という自分が何となく思っていたことを、眼前に突きつけられたように感じるからでしょう」(同)。
片田珠美(精神科医、人間・環境学博士)
京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。フランス政府給費留学生として、パリ第8大学でラカン派の精神分析を学ぶ。精神科医として臨床に携わり、犯罪心理や心の病の構造を分析するほか、社会の根底に潜む構造的な問題も探求している。主な著書に『他人を攻撃せずにはいられない人』(PHP新書)、『他人の不幸を願う人』(中公新書ラクレ)、『自分のついた嘘を真実だと思い込む人』(朝日新書)など。10月1日に新刊『嫉妬をとめられない人』(小学館)を発売。
『嫉妬をとめられない人』
嫌がらせ、いじめ、孤立…今あなたがこのような目に遭っていたら、その原因は“嫉妬”かもしれない!? これまで著者が出会ったさまざまなケースや有名人を襲った事例などを紹介しながら、“嫉妬をとめられない人”の心理を解説。さらに、他人の嫉妬からどう身を守るか、逆に自分が嫉妬する側になった場合の心得についても紹介している。
(小学館/10月1日発売/税別780円)
elthaでは20〜40代の男女を対象にアンケートを実施。好きな異性の有名人が結婚した時【ショックだと思う】と答えたのは男性36.2%に対し、女性は約半数の46.8%。男性よりも女性の方が心に空く穴が大きいよう。いつかは誰かの王子・お姫様になるものと覚悟していたとしても、「幸せになってほしいと思う反面で寂しくなると思う」(秋田/40代・女性)との回答が多数。恋仲ではないけれど、失恋に近い気持ちを抱く人が多いみたい。
片田さんによると、好きな異性の有名人というのは“擬似恋愛の対象”になっているんだとか。ちなみに、女性の方が【ショックを受けると思う】人の割合が高かったのには2つの理由が考えられるそうで、「ひとつは、女性の方が恋愛に関しては夢見がちということ。もうひとつは、自分自身がショックを受けたことを隠さず(気持ちを表に)出す傾向が強いということです。やはりまだ、男性には強がるところがあるのではないでしょうか」(片田さん)。
寄せられたコメントを見ると、憧れの人がどんな相手を生涯の伴侶として選ぶか?によってもショックの度合いは異なるよう。具体的にどんなパートナーを選んだ場合がショックかを尋ねると、男女共通で【その人が誰かのものになってしまうこと自体がショック】、【交際期間が短い相手】が上位に。性別で特徴を見ると、女性は結婚相手が極端に若かったり、一般人だったりすること。男性は相手がお金持ち、極端に年上であることをネックに感じる傾向にある様子。
こういった気持ちになるのも、心のどこかで擬似恋愛の相手として意識していることがかかわっているそう。「女性が男性有名人の結婚相手が若いことにショックを受けるのは、『男はやはり若い女が好き』という厳然たる事実を突きつけられるからでしょう。ある年齢以上の女性であれば、婚活市場での自分の価値が暴落していることを思い知らされるかもしれません。同様に、男性が女性有名人の結婚相手がお金持ちであることにショックを受けるのは、『女は男を金で選ぶのではないか』という自分が何となく思っていたことを、眼前に突きつけられたように感じるからでしょう」(同)。
お話を伺ったのは・・・
京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。フランス政府給費留学生として、パリ第8大学でラカン派の精神分析を学ぶ。精神科医として臨床に携わり、犯罪心理や心の病の構造を分析するほか、社会の根底に潜む構造的な問題も探求している。主な著書に『他人を攻撃せずにはいられない人』(PHP新書)、『他人の不幸を願う人』(中公新書ラクレ)、『自分のついた嘘を真実だと思い込む人』(朝日新書)など。10月1日に新刊『嫉妬をとめられない人』(小学館)を発売。
嫌がらせ、いじめ、孤立…今あなたがこのような目に遭っていたら、その原因は“嫉妬”かもしれない!? これまで著者が出会ったさまざまなケースや有名人を襲った事例などを紹介しながら、“嫉妬をとめられない人”の心理を解説。さらに、他人の嫉妬からどう身を守るか、逆に自分が嫉妬する側になった場合の心得についても紹介している。
(小学館/10月1日発売/税別780円)