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材料4つ!日本でも簡単に作れるスペイン料理「スペイン風オムレツ」

2020-05-25

スペイン料理の代表は、パエリア?タパス?
答えはNO!パエリアはバレンシアの郷土料理でタパスはバルで提供される料理の総称でスペイン料理の代表とは言えません。でも老若男女に愛されレシピの違いで大論争を起こす料理があります。それがスペイン風オムレツ!
ここではスペイン在住の筆者がスペイン人からも太鼓判をもらうスペイン風オムレツの作り方を紹介。日本で手に入る材料でスペイン旅行気分を満喫して下さい。

玉ねぎあり・なしで大論争を巻き起こす「スペイン風オムレツ」

写真:盛 千夏

スペイン中のバルで食べられ、嫌いな人はいないと言っても過言ではない「スペイン風オムレツ」。
スペイン語ではTortilla de Patatas(トルティージャ・デ・パタタス、じゃがいもオムレツ)、あるいはTortilla Española(トルティージャ・エスパニョーラ、スペイン風オムレツ)と呼ばれます。
基本の材料はじゃがいも・卵・オリーブオイル・塩だけで超シンプルです。玉ねぎをいれる人もいますが、この玉ねぎが曲者で、スペインでは玉ねぎあり派、玉ねぎなし派に分かれ、玉ねぎありなし問題は大論争に発展することもあります。それだけスペイン風オムレツが愛されているという事ですね。
ちなみに私は究極シンプルで料理人の腕次第な「玉ねぎなし派」。
玉ねぎあり派の人は甘味がたまらない…と言いますが、人生の半分以上をスペインで過ごしスペイン人同様にこだわりがある私は「玉ねぎなし」を譲るつもりはなく、ここで紹介するレシピも玉ねぎなしのレシピです!

スペイン風オムレツの作り方:材料

写真:盛 千夏

用意するのは、じゃがいも・卵・オリーブオイル・塩の4つだけ。18センチ〜20センチのフライパンを使いますが、小さいフライパンがなければもっと大きくてもOK。ただしオムレツに高さは出ません。
<材料(18センチ〜20センチのフライパン1つ分)>
・じゃがいも:500グラム〜550グラム(中サイズじゃがいも4つ〜5つ)
・卵:5個〜7個
・オリーブオイル:たくさん
・塩:適量
作り方は次の段落以下、画像と共にご確認下さい!

写真:盛 千夏

作り方 1)じゃがいもをオリーブオイルで揚げ煮する。
いちょう切りで5ミリの厚さにじゃがいもを切ります。じゃがいもは水にさらす必要はありません。じゃがいもをフライパンに入れてオリーブオイルが浸かるぐらいの量を注ぎます。(画像参照)使っているオイルは料理用のエキストラバージンオリーブオイルです。

写真:盛 千夏

揚げ物のように見えますが「揚げ煮」といった感じで、弱めの中火でゆっくりと火を通していきます。柔らかくなってきたら、木のしゃもじなどで少しつぶします。じゃがいもの周りがきつね色になり簡単に崩せるようになったらOK!

スペイン風オムレツの作り方:火加減・オイルの量

写真:盛 千夏

作り方 2)じゃがいもに火が通ったらザルに開けて、じゃがいもと油を分ける。
ザルに耐熱ボールを重ね、じゃがいもと油を分けます。木のしゃもじなどでじゃがいもを押さえ油を切りますが、油は美味しいうまみの役割を果たすので切りすぎないように。耐熱ボウルに残った油は、捨てずに我が家は普通の料理に利用して使い切ります。
作り方 3)卵はボールに割ってといておき、2)のじゃがいもと合わせて、塩を入れ味を決める。
卵はまず5つボールに割り入れよくときます。じゃがいもと卵を合わせ、卵とじゃがいもの割合を見て、好みで卵を足します。私はじゃがいもがぎっしりすぎるオムレツは好みではないので、この記事の写真を撮影した時には卵を2つ足しています(合計7個)。最後に塩を加え味を調えます。

写真:盛 千夏

作り方 4)フライパンを熱し、3)をフライパンに入れて弱めの中火で焼く。少し固まってきたら菜箸でぐるぐる数回混ぜる。
フライパンはじゃがいもを揚げ煮したものをそのまま使います。よく油が回っているので新たにフライパンに油を引かずとも大丈夫です。テフロン加工のフライパンでない場合は大さじ1油を足します。油は揚げ煮して余ったものを利用してください。火加減は弱めの中火です。

写真:盛 千夏

少し卵が固まって来たなと思ったら、菜箸で外側から内側へ数回ぐるぐる卵液をかき混ぜます。その後は触らずに、中が半熟になって外側にしっかり火が通るまで待ちます。

スペイン風オムレツの作り方:卵を合わせてひっくり返して完成!

写真:盛 千夏

作り方 5)皿を使ってオムレツをひっくり返す。
ここが一番難しいところです。フライパンより少し大き目のお皿をフライパンにかぶせ、お皿に手をのせて押さえ、反対の手でフライパンを持ち上げ一気にひっくり返しお皿にオムレツを移します。
半熟の面がお皿にひっついていますが、それをフライパンにスライドさせ焼けていない面を焼いていきます。

写真:盛 千夏

作り方 6)両面焼けたら完成。
材料4つとは思えないほどの美味しさです!
日本の卵は生で食べられるので中を半熟でトロトロに仕上げるのもよし、しっかり焼くのもよし。卵の加減はお好みです。焼いている時に真ん中を指で押して柔らかい場合は半熟です。

食卓でスペイン旅行を楽しむ!

写真:盛 千夏

せっかくスペイン風オムレツを作ったのだから、食卓を思いっきりスペインにして旅行気分を楽しみましょう。
スペインオムレツのお供には、海老のマッシュルームのアヒージョ、グリーンピースと生ハムの炒め煮、ビーツのポタージュなど色のキレイなものを献立に入れると、赤と黄色のスペインカラーで旅行気分も盛り上がります。
夏ならば冷たいトマトのスープ、ガスパチョがお勧め。チーズと生ハムの盛り合わせやオリーブもお勧めですよ。

スペイン旅行中どこでスペイン風オムレツを食べる?

スペイン風オムレツはレストランで食べるものではなく、家庭やバルの定番で、スペイン風オムレツがないバルはないと言っても過言ではありません。
オムレツは1種類だけではなく、チョリソーやズッキーニやもありますがまずはスペイン風オムレツをお試しください。
スペインのバルで注文する時はぜひ、「Hay tortilla sin cebolla」(アイ・トルティージャ・シン・セボージャ?)と聞いてみて下さいね。玉ねぎなしのスペイン風オムレツはある?という意味ですがとってもスペイン通っぽいです。
今はまだスペイン旅行には行けませんが、家で美味しいスペイン料理を食べてスペイン旅気分を存分味わって下さい!

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
盛 千夏

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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