知っておきたい、正しいお重の詰め方今回は、いま主流となっている三段重の詰め方をご紹介しましょう。
【三段重の詰め方】▼一の重
黒豆、栗きんとん、昆布巻き、伊達巻、田作り(ごまめ)、かまぼこ など
「祝い肴(ざかな)」「口取り」と呼ばれお屠蘇をくみかわす時に祝う肴を盛り合わせます。
▼二の重
おなます、酢だこ、数の子、酢蓮、たたきごぼう など
酢の物を盛るのが正式な詰め方ですが、現在はごちそうとされるぶりや鮭など焼きものも盛るようになりました。牛のたたきや鴨ロースなども取り入れられています。
▼三の重
煮物「お煮しめ」がお正月の始まりと言われており、地域によって「筑前煮」「がめ煮」など、呼び方が変わります。特産野菜をふんだんに使った煮物を盛ります。
すべてを手作りするのは難しいですし、作るものによっては正しい詰め方に沿って入れることも難しかったりします。また「おせちはあまり好きではない」という方も結構いらっしゃるので、私はみんなの好みも取り入れて “和洋折衷なおせち料理” にしています。
本来の詰め方や意味合いはきちんと知っておいて、気楽にアレンジしつつ、まずはおせち作りを楽しんでみましょう。