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夫の浮気が発覚! 離婚する人としない人、その違いは?

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夫が浮気をしたとして、あなたはすぐ離婚を選びますか? それとも、関係を修復して結婚生活を続けますか?

離婚をしない人は「夫のことをそれだけ愛しているのだろう」「よほど寛容で心が広い人なのかな」と周囲から思われがちです。もちろんそういう方もいらっしゃると思いますが、相談を受けるご夫婦の様子を見てみると、理由は別のところにあるようです。

夫の裏切りがあっても離婚をしない妻は、どんなタイプなのでしょうか? 逆に、すぐ離婚を選ぶのはどういった妻なのでしょうか?

■夫の離婚理由、妻の離婚理由
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日本では、3組に1組の夫婦が離婚をしています。その原因は、以下の通りです。
【夫の離婚理由】
1位 性格が合わない
2位 精神的に虐待する
3位 その他
4位 異性関係
5位 家族親族と折り合いが悪い

【妻の離婚理由】
1位 性格が合わない
2位 生活費を渡さない
3位 精神的に虐待する
4位 暴力をふるう
5位 異性関係

「裁判所司法統計 平成28年度婚姻関係事件数  申立ての動機別申立人別  全家庭裁判所」より


男女共に1位はいわゆる「性格の不一致」ですが、妻の離婚理由の上位には「生活費を渡さない」「精神的に虐待する」「暴力をふるう」など、経済的な問題や心身への被害が占めています。その後に「異性関係」が続き、浮気や不倫はそれほど上位ではないことがわかります。

実は、この結果が離婚する人・しない人の決定的な違いを表しています。夫の浮気・不倫で離婚を考えている妻から相談を受けることは多いのですが、経済的に自立しているかどうかが一番大きな判断材料になっていると感じます。

心身への暴力は命に関わることもあるので、すぐに離婚しなければいけない理由となりますが、浮気・不倫はそこまで逼迫した状況ではありません。夫の浮気が発覚しつらいけれど、離婚したあとに生活していけるか経済的に不安という妻は、離婚を選ばない傾向が強いようです。

離婚理由が「異性関係」より「生活費を渡さない」が上位にあるのが、その裏付けといえるでしょう。浮気・不倫では離婚しないけれど、生活費がもらえないから離婚するという妻の人数は、約6倍にもなります。

この経済的自立をしているかどうかというのは、そもそも結婚した理由にも強く結びついています。例えば、経済的に満足な生活が送れるだろうといった打算があり、夫に求められたから結婚「してあげた」というタイプは、経済的に夫への依存が高くなりがちです。

経済的に自立できていない妻の場合、不倫や浮気をされても、利害が一致している限りは離婚を選ばない、もしくは選べないケースが多いように感じます。




■経済的自立をしている妻、それでも離婚しないのは?
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夫が浮気・不倫をした場合、経済的自立をした妻なら、離婚をする・しないの意思決定は自由にできるはずです。それでも、つらい気持ちに折り合いをつけて夫を許し、結婚生活を続ける妻というのは少なからず存在します。

相談を受けてきたご夫婦で、以下の3つに当てはまる約8割は離婚を選ばない印象です。
・まだ子どもが小さく夫が子ども好きである
・我慢せず夫とケンカができる
・損得抜きで自分から夫を好きになって結婚した

「まだ子どもが小さく夫が子ども好きである」というのは、以前ご紹介した記事「離婚を一度は考えた夫だけど…やり直せるタイプ、再び裏切るタイプ」で、やり直す価値がある夫の見極めポイントに挙げています。同様に、「我慢せず夫とケンカができる」というのも、「『うちの夫婦は仲良い? 悪い?』明暗分ける5つのチェックポイント」で、仲良い夫婦の条件の一つとして挙げさせていただきました。

ここで重要なのは3つ目の条件、「損得抜きで自分から夫を好きになって結婚した」という場合。これは、決して夫への愛情が強く妻がどうしても離婚したくないからというケースばかりではありません。

大抵の場合は「自分が選んだ人なのだからしょうがない、自分にも悪いところがあった」という妻の自責の気持ちが強いため、離婚をせずにやり直そうと試みるケースがほとんどという印象です。

逆に、経済的に自立していたとしても、夫からどうしてもと求められて結婚した、強引な夫に流された、30歳手前で結婚したかった時にちょうど夫がいた…というように結婚に対して受け身だった妻は、夫の浮気・不倫があると5割は離婚を選んでいるように感じます。

あなたはどちらのタイプに当てはまりますか?
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離婚をするか、関係を修復して結婚生活を続けるか。どちらを選ぶにしろ肝心なのは、あなたが笑顔でいられるかどうかです。上記の3つの離婚しないタイプに当てはまったとしても、あなたが笑顔でいられないと思うなら、離婚というのも選択肢の一つとなるでしょう。

そのためにも、妻の経済的自立は不可欠です。夫婦間でトラブルがあったとき、生活していく自信がないから離婚できない、離婚できないから笑顔になれない、笑顔になれないから夫婦関係がさらに悪化する…といった負のスパイラルに陥りがちです。

子どもがまだ小さいなど、すぐ仕事ができる状況にない場合もありますが、自分自身の未来の選択肢を増やすためにも、少しずつ夫に依存しない経済基盤を確保することが大切だといえるでしょう。






(佐藤栄子)

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