
前回のあらすじ
パニック障害になってしまったことを思い切って母に伝えることに!
パニック障害になったことを母には伝えることができ、理解もしてもらえました。
しかし遠くに住む友人たちにはどう伝えようか…と。

もし友人がパニック障害について全く知らなかった場合は、なぜ帰省して会えないのか、という質問についてうまく説明できないなと思いました。
ケガをしたわけでもなく、〇〇が調子悪くて〜という説明もできず、電車に乗れないから…と聞かされても普通の人からしても???と思われるだろうな…と。

友人に言えなかったのは「気を使われたくない」という気持ちが大きかったからだと思います。

私の友人たちは偏見などを持つタイプではないし、理解してもらえるとは思っていました。
でも、私自身が気を使うタイプなので、病気の事で気を使ってもらったり、迷惑をかけるかもしれないと思うとしばらく言わない方がいい…また体調が良くなって元気になったら言えばいいや…と思っていました。

遠方に越してからも定期的に誘ってもらえて嬉しかったのですが、仕事で忙しいと嘘をつきながら毎回断り続けていました。
ただただ申し訳なさと、悲しさで毎回心が痛みました。


友人には気を使われたくない。
友人の中では元気な私がいる。
はっきり言ってしまった方が楽だったのかもしれませんが、私は遠いところでも元気でやってるよ! 毎日楽しく笑ってるよ!
と思われたかったのだと思います。

…これについてはどう考えても仕方ないなと思います。
毎回誘いを断っていたら、あちらも気を使ってじゃあ誘わない方がいいなー
となるのが当たり前だと思います。
この件で友人たちが去っていくわけでもないですが、地元ではみんなで楽しくやってんだろうなー…と思うとすごく寂しかったです…。

パニック障害と診断されても、自分で受け入れることができない。
診断は受けたけど軽度の方だから私はすぐ治るんだ。
どこにも行けないのも、友達に嘘をつき続けるのも今だけだ。
そう信じつつも、心の奥では一生このままかも…と思う心が交差していて、この頃はひたすら何も考えたくない時期でした。
次回に続く!
『パニック障害とは』
理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、手足の震えといった発作が起こり、そして発作が繰り返されることで、発作に襲われることに対する不安を感じるようになり、毎日の生活に支障をきたすようになってしまう症状です。
本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
(鳥頭ゆば)