数年前からの
ほうじ茶ブームは、まだまだ健在。
ほうじ茶の特徴は、香ばしい香りや緑茶に比べて
渋みが少ないこと。また和素材としての安心感も手伝い、コロナ禍で売り上げが伸びているそう。
そんな
ほうじ茶の最大のポイントは、
香りです。
ほうじ茶には200種類以上の香り成分が含まれていますが、中でも特徴的な香り成分は
ピラジンというものです。
ピラジンはほうじ茶を作る過程で行われる焙煎によって大きく増加します。
ほうじ茶と緑茶を比較したある調査によると、
緑茶よりほうじ茶を飲んだほうがリラックスができ、
ストレスが軽減する傾向がみられたとのこと。
さらにリラックス効果だけではなく、脳の機能が高まり、
集中力がアップするということもわかりました。
さらにこの
ピラジンには、
血液をサラサラにする作用も期待できます。温かいほうじ茶を飲めば、
冷え予防にも役立つでしょう。
ちなみに
カフェインについては、量は
コーヒーの半分以下です。
つまり
ほうじ茶は、ストレス社会に暮らす私たちの心身を癒してくれる飲み物といっても過言ではないはず。
今回は、人気の高い
「ほうじ茶ラテ」をご家庭で作る方法をお伝えします。
「ほうじ茶ラテ」はほうじ茶と牛乳の組み合わせで作りますが、ほうじ茶の分量を多くするとすっきりとした味わいに、牛乳の分量を多くするとクリーミー感を味わえます。
今回は、前者のお茶の味わいをより感じられる方を。
■ほうじ茶ラテレシピ制作:管理栄養士 長 有里子
<材料 2人分>ほうじ茶葉 10g
水 300ml
牛乳 100ml
砂糖 大さじ1〜
シナモン(お好みで) 少々
<作り方>1、小鍋に水とほうじ茶葉を入れて火にかけ、沸いたら火を止めて2〜3分蒸らす。
2、牛乳、砂糖を加えて火にかけ、沸騰寸前で火を止め、漉しながらカップに注ぐ。
3、お好みでシナモンを振りかける。
割合はほうじ茶:牛乳=3:1なので、もしクリーミー感を求めるなら牛乳:ほうじ茶を3:1の逆の割合にすれば作れますよ!
(長 有里子)