■前回のあらすじ
子どもが産まれると、常に忙しそうでさらに僕がすることに目くじらばかり立てる妻。どうせ帰っても文句しか言わないのだから…としょっちゅう飲み会に行くように…。
家に帰ってもどうせ妻の明日香の怒った顔しかみられないのなら…ということで飲み会の用事を入れていった僕。
気が付くと、会社帰りの飲み会が増え、さらには休みの日には趣味のテニスへも行くようになりました。
とにかく僕は、家での息苦しさに耐えきれなかったんです…。
テニス仲間のみんなとは自然と連絡先を交換していました。愛ちゃんもその中の一人。
愛ちゃんはみんなのアイドルで、僕にもたまに他愛もない連絡がきていました。お互い既婚者なので、もちろん現在以上には発展することはない。それでも明日香とうまくいかないとき、僕にとっては愛ちゃんとのやりとりががささやかな癒やしになっていきました。
今思えば明日香で埋まらない穴を埋めようとしていたのかもしれません…。
子どもを見ていてもまだ歩けるわけでもなく、何をそんなに一人で明日香はカリカリしているんだろう…そう思いながら愛ちゃんとのメッセージの交換を楽しんでいました。ひまりが泣き声をあげたので、しょうがなくやり取りをストップ。
しかしそのことが、明日香の心を壊すことになるとはその時の僕は思ってもいなかったのです。そんなある日…。
テーブルに置かれた手紙。それを読んだ僕は、一気に酔いもさめ頭が真っ白になりました。
「とにかく明日香の行き先を探らないと…!」という気持ちと、「なぜ明日香がいなくなるんだ?」という思いが交錯して、僕はほぼパニック寸前でした。
明日香が出ていった理由とは…?
次回に続く(全4話)毎日19時更新!
※この漫画は実話をべースにしたフィクションです
(ウーマンエキサイト編集部)