「納豆」はお好きですか?
好き嫌いが分かれる食材のひとつに
「納豆」がありますよね。また、東日本では納豆は好まれ、西日本ではあまり好まれないということがいわれています。
骨折の中でも大腿骨の骨折は、寝たきりになる可能性の高くなる骨折です。ある調査によると、中高年の大腿骨骨折は西日本で高く、北海道や東北地方で低い「西高東低」の傾向があるとのこと。
このはっきりとした理由は不明とされているのですが、そのひとつに、
ビタミンKというビタミンが関係しているかもしれないとされています。
ビタミンKはカルシウムを骨にくっつけるために働くビタミンなのですが、
「納豆」に
非常に多く含まれます。
別の調査では、
ビタミンKの血中濃度は東日本で高く、
「納豆」の消費量が関係しているといった報告も。
つまり
「納豆」を食べることは、
骨折のリスク低下につながる可能性があるといえるでしょう。
では、
「納豆」の中でも
粒納豆と
ひきわり納豆のどちらのほうがより
ビタミンKをとれるでしょうか?
それは、
「ひきわり納豆」です。
粒納豆を細かくしたものがひきわり納豆だと思われているかもしれませんが、実は
製造方法は違います。
大豆を一粒ずつ発酵させるのが
粒納豆で、大豆を砕いてから発酵させるのが
ひきわり納豆。
ひきわり納豆の方が発酵させる総面積が広くなるので、発酵の過程でできる
ビタミンK量が多くなるのです。
その差は
1.5倍以上!
今回は、
カルシウムも
ビタミンKも両方
効率よくとれるピザをご紹介します。カルシウムが多い
油揚げを生地にして、具に
ひきわり納豆を使うレシピです。
■カルシウムとビタミンKが効率よくとれる納豆ピザレシピ制作:管理栄養士 長 有里子
<材料 作りやすい量1回分>油揚げ 1枚
納豆(ひきわり) 1/2パック
ケチャップ 小さじ2
みそ 小さじ1/2
ピザ用チーズ 適量
<下準備>・油揚げは3〜4等分に切る。
・ケチャップとみそを合わせておく。
<作り方>1、油揚げをアルミホイルにのせる。
2、ケチャップとみそを合わせたものを(1)にぬり、納豆をのせて、チーズをかける。チーズが溶けるまでトースターで焼く。
成人の1日の
ビタミンK目安量は
150μgですが、レシピの
ひきわり納豆1/2パック(20g)だけでビタミンKは186μg。
軽々1日分がとれますよ!
(長 有里子)