
■前回までのあらすじ
母にとって「その子らしさは潰すべきもの」で、子育てとは「自分の理想通りの子を育て上げる」ことだとハッキリ気づいてしまい…。
■母と私のハッピーエンドとは…?










私は今まで、
「母に受け入れてもらう」ことに執着しすぎていた…と、このとき気付きました。
それ以外には、幸せになる道はないとすら考えるほどに。
それはまるで、母が「頭も容姿も良く、良い職に就かなければ幸せになれない」と言っているのとそっくり同じことだったのです。
人生、幸せになれる方法がひとつしかないわけがない。
幸せになる方法はたくさんある。A案がダメだったらB案にすればいい。B案もダメだったらまた新たな案を考えて、実行してみればいい。
自分の望むものが、すべて得られるわけではない。
自分の心に折り合いをつけて生きていく…。
そんな当たり前のことが、ストンと自分の中に落ちていくことを感じました。
そして、これ以来生きるのがとても楽しくなっていきました。
→次回に続く
※この物語は私の経験を基に、一部編集しています。
(グラハム子)