長時間テレビやパソコン、携帯の画面を見ていると、目が疲れたな〜と自覚することはありませんか? 緊張状態が続くと、目に負担がかかり目の中の細胞や筋肉が疲れてしまいます。
また、画面をずっと見ているとまばたきの回数が減り、涙の分泌が少なくなります。そして目の表面が乾燥すると、さらに目が疲れやすくなるのです。
このように目の疲れを放置しておくと、肩こりや頭痛を引き起こしてしまうので、注意が必要です。
目の健康のためには、緑がいいと言われていますね。それは、なぜでしょう。ひとつは、山や森など自然を遠くから眺めると、目に負担をかけずにリラックスすることができるからです。
色というよりは、自然を眺めることでストレスを緩和させ心を落ち着かせるのです。また、緑や青などの寒色系の色は、視覚的に緊張や興奮を鎮めてくれる効果があります。
ストレスや疲労で交感神経が緊張している状態を、色彩の効果で和らげてくれるのです。目が疲れたときは空を見上げたり、植物を眺めるとよいでしょう。
その他にも、オフィスや自宅で簡単にできる目のケアをご紹介します。
■窓の外を眺めるパソコンやテレビの画面を近くで見続けているときは、1〜2時間に一度は休憩をして遠くを眺めるようにしましょう。長時間、近いところにピントを合わせていることで目が疲れてしまので、気づいたら遠くを眺めて目のピントを調整しましょう。
■まばたきをたくさんするまばたきの数を普段の倍増やすようにしましょう。まばたきをすると、目の表面の渇きを潤すことができます。また、数秒目を閉じることも効果的です。特に、パソコン作業中など目を酷使しているときは、意識して行って下さいね。
■目玉のエクササイズをする目の周りの筋肉をほぐすと、血行がよくなります。目を開けたまま、眼球をゆっくりと上→右→下→左とゆっくりと動かしてみましょう。右回しの後は、反対の左回しも行い、目の周りの血行を促しましょう。
アイメイクに時間をかけても、目が死んでいては、せっかくのメイクも台無しですね。充血などケアをきちんとしましょう。目に透明感があるだけで印象が変わってきますよ。
普段あまり意識しない目の健康ですが、肌と同じようにいたわって目力を上げましょうね。
(平野 宏枝)