※この記事は筆者の体験談です。今から20年ほど前の出来事で、ガン治療やホスピスについての一般的な考え方・対応は現在とは異なります。
■前回のあらすじ
退院した叔母のもとに行くと、叔父がスケジュールや食事、民間療法など、叔母のために考えていて…。
■おじちゃんが工夫して作っていた食事仲の良いおじとおばだったので、傍若無人に甘えていたのも良い思い出です。
自宅療養が始まってから自分の好きなものが食べられなくなったじゅんちゃんのストレス。ガンと戦うために食生活を変えるのは、毎日ずーっと続くことなので、1日だけをみたら簡単なことなのかもしれませんが、毎日継続していかなければならない縛りが、つらいんだろうと感じました。
それでも気分を変えて、食材を変えて、おじちゃんも料理を工夫したり、たまには縛りを緩くしたりして、がんばっていました。
■元気だった頃を思い出して悲しくなってしまういわゆる、下のお世話もさせてもらいました。イラストは洗面器にビニール袋を入れたもので、ベッド脇に持っていって、汚物を入れて、あとで捨てるためです。念のため、説明でした。
じゅんちゃんと一緒にいると当たり前ですが、
昔の思い出が次々と浮かんできて、その都度、喉の奥が詰まるような感覚がしました。
※本記事はあくまで筆者の叔母の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
(やよいかめ)