■前回のあらすじ
どうすれば反抗期の娘と本音で話せるのかと悩んでいた楓に、息子は「放っておけ」と声をかける。楓は「そう簡単にはいかないよ」と思いながらも、少しでも気分転換になればと思い、娘をカフェに誘うことにした。
久しぶりの娘とのお出かけに、私自身も気分があがっていました。だから勉強のことはパーッと忘れて、娘との時間を楽しもう! そんなふうに考えていたのですが…。
この日、私は“勉強の話はしない”と心に決めていました。でも、意外なことに娘のほうから塾で習ったという理科の話を始めたのです。
その姿を見て、娘は勉強していないように見えるけど、確実に知識を身に付けているし、成長もしてる。そう思い直すことができました。
夫の意外すぎる言葉が、なぜだかすごく心に響きました。私は優の反抗する態度でイライラしてしまう自分自身に嫌気が指していたのかもしれません。
そして夫の話を聞いて、私は宿題の分量がわからずパニックになっていた娘を思い出しました。そして、これまで頭ごなしに「勉強しなさい!」「宿題はやったの?」と声をかけてきたけれど、親としてするべきことは、これではなかったのかもしれないと反省しました。
そういえば、塾の室長も「“できたこと”を認めてあげて」と言っていて…。日々のゴールが決まっていれば、「できたね」と認めてあげられることも増えるかもしれない。
この日を境に、なんとなく娘が抱えている不安がわかったような気がしました。
※この漫画はフィクションです
(ウーマンエキサイト編集部)