■前回のあらすじ
様々な塾を検討し、嫌がる康太を押し切って入塾を決めた恵美。これで安心と思ったものの、康太はみるみる元気がなくなり、恵美のことも避けている様子。挙句、塾からはいつも早退していると連絡があり…。
いったい早退してどこにいっていたんだろう!? 私は戸締りもせず、康太を探すために飛び出しました。
夫の言葉で、私は少し冷静になりました。康太の無事よりも塾に行ってなかったことばかり気にしていたことを反省し、康太ときちんと話し合おうと決めました。
聞きたいことはたくさんあったのですが、夫から「俺が話すから恵美は横で聞いてて」というので、いったん従うことに…。
4教科が苦手なままだと、中学に行ったらもっと苦労するし、さらにその先までを考えると、康太自身が将来を選ぶときに選択肢が減ってしまう。私の時のように…。私は塾から逃げることを勧めるような真司の話に、すぐに同意することはできませんでした。
しかし今、目の前の康太が苦しそうにしている様子は、私にとっても苦しいものでした。気づかないうちにできていた「私と康太との間の溝」をどう埋めればいいのか、私はわからなくなってしまいました…。
※この漫画は実話を元に編集しています
(Re,AER(レアエル))