■前回のあらすじ
父のことは学校の誰にも話していなかった私。誰かに聞いてほしいと、ある日友達に話すけれど…。戸惑う友人の様子に、人に話すことは聞いてくれる人に負担をかけることじゃないかと感じるのでした。
■この人になら話せるかな…

■キャンパスライフが始まり…



普通に学生時代を過ごして、普通に就職で家を出て。
普通に人生を楽しんだ私。
母は私の進路を応援してくれて、「介護があるから進学諦めて」とか「はやく就職して家にお金入れて」なんてことも言われませんでした。
若い頃は自分本位に生きてきたことを「これで良かったのかな」と後悔したこともあったけれど…。
今は自分が親になったから分かります。
「子どもには介護でやりたい事を諦めさせたくない」
母の心にはそんな気持ちがあったのかもしれません。
(吉田いらこ)