母親の優しさが息苦しい?。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。
社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。母親に抱いてきた本心をようやく認められた志乃は、母親の呪いから徐々に解き放たれていくのでした。
■前回のあらすじ
思わず先輩の前で涙してしまったその日の夜、お風呂に入りながら今日の出来事を振り返る志乃。泣いた志乃にコーヒーを入れて励ましてくれた先輩のことを、心からうれしく思うのでした。
■何でも話せる大好きなママ ■ママは優しい、だけど…気づけば自分の欲しいものさえ、わからなくなっていた志乃。
だからこそ、自分で選んだと言える今の恋は邪魔されたくない、それが志乃の本心なのでした。
(福々ちえ)