母親の優しさが息苦しい?。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。
社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。ある日、連絡もせず志乃のアパートを突然たずねてきた母親。彼氏の存在を隠すため、志乃は必死に言い訳をしていると…。
■前回のあらすじ
突然連絡もせず、差し入れを持ってあらわれた母親に対して、「普通じゃない」と違和感を感じる志乃。彼氏の存在を隠すため、なんとか阻止しようと働きかけるのでした。
■母親にジリジリ追い込まれ… ■予想外の言葉がこぼれ落ちていく…彼氏の存在を隠すために必死な志乃は、思わず心の内に留めていた言葉があふれ出し…。
ふと顔をあげると、見たことのない母親の表情を目にするのでした。
(福々ちえ)