母親の優しさが息苦しい?。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。
社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。不安を止めるため、思わず娘のスマホを盗み見ようとしたことを反省する母親。これ以上醜い母親にならずに済むと安堵したばかりだったのに、自身の行動に失望を覚えるのでした。
■前回のあらすじ
安心したい一心で娘のスマホを盗み見ようとした母親。娘の幸せを願えば願うほど、良い母親とは程遠くなることを実感するでした。
■娘のSNSを見た母親は… ■再び不安の蛇口が開き…不安な気持ちから、再び衝動的な行動をとってしまい…。
そのことが母親自身を打ちのめすことになるのでした。
(福々ちえ)