■これまでのあらすじ
母親の優しさが息苦しい?。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。「子どもの私は消えないよ」と口にする志乃は、「私の中に流れるものは一滴も残らず私に必要もの」だと母親に伝えます。過去の辛い思い出も今思えばすべて必要なことだったのだと。
■最後に志乃が訴えたかったこと…![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/1/E1702277492249/detail/ddc15f85c937bbf64d8041b2654847f290e866258120e4f564946860403765c5.png)
■すっかり成長したわが子を前に…![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/1/E1702277492249/detail/fb195a58b53f809e1e42ac49246e75d09497525ee63f5a6e3bd175c3c55706d9.png)
![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/1/E1702277492249/detail/932f50a8e4d6516d46b48c024b7ec194b5500d6b43e77de5900b97f5721aea33.png)
志乃から何を言われるかと、不安な表情を見せる母親。志乃は真っ直ぐな瞳で、「私をちゃんと見てほしい」と訴えるのでした。大人になった今の私をちゃんと見てほしいと。
そんな娘を見て、「そうかもしれない」と笑いながら、わが子の成長をしみじみと感じ入るのでした。そして常軌を脱した自分の過保護ぶりをあらためて振り返ることに。そして志乃が心配性な母親にした最後のお願いとは?
(福々ちえ)