■これまでのあらすじ
妊娠を望む美咲と、親になることに対して不安を抱いていた拓也は、妊活を開始するまで長い道のりをたどってきた。やっとふたりの気持ちが一緒になり赤ちゃんを授かるが、美咲は流産してしまう。数年後、赤ちゃんを迎えた美咲だったが、子どもとの将来を望んだはずの拓也が子育てにまったく参加せず、自分と赤ちゃんに関心を示さないことに悲しむ日々。前向きに子育てをしなきゃと思う一方で、拓也の行動のひとつひとつに心がえぐられていく。ある日ついに美咲の不満が爆発し、ふたりは互いを言葉で傷つけていく。そしてついに拓也は「妊活をしない方が良かったと後悔してる」と言うのだった。
■泣き出す夫


■何に謝ってるの!?




妊活を後悔していると口にした拓也が、突然声を上げて泣き出し…。
「ごめん…。全部俺のせいだ…」
大粒の涙を流しながら美咲に謝ります。
「俺がもっと、早くから向きあっていれば、美咲がおかしくなることもなかったのに…」
「俺には泣き声は聞こえないよ…」
美咲がおかしくなった…!? 赤ちゃんの泣き声とは…?
いったい拓也が放った言葉はどういう意味なのでしょうか。
(ちなきち)