このお話は作者ポケットさんに寄せられたエピソードをもとに再構成し漫画化しています。
■これまでのあらすじ
幼稚園児ゆうたの母さくらは、夜勤ありのフルタイムで働いている。夫が職を転々とし現在無職だった上に、最近複数の消費者金融から借金をしていることがわかり、離婚を考えていた。そんな中、さくらの仕事の遅くなる日に、夫からゆうたの好きなイベントに行ってくるからと3万円ほしいと言われる。先日生活費を渡したばかりだったが、ゆうたが楽しそうにしていること、ゆうたの前でお金の話で揉めたくなかったため、3万円を渡したさくら。しかしその夜、家に戻ると夫もゆうたもいない。すぐ夫に連絡するが、身に覚えのない返信が来て…!?
■まずは警察へ…


夫のメッセージに、私は混乱しました。全く身に覚えがなかったから。
ゆうたたちはどこにいるのだろう…? 夫の両親は鬼籍に入っており、頼れる身内はいません。事件に巻き込まれた可能性はないのだろうか…?
私は混乱しながら、とりあえず警察に相談に行くことにしたのです。
警察署の窓口で事情を説明したところ、男性警察官から思いもよらないことを言われました。
離婚の話が出るくらいには不仲ではあったけど…。
■この人に話してもムダだ…!




まるで私のせいで夫から逃げられたような言い方でした。この人には何を言ってもムダだと感じました。
相談が終わり、怒りが込み上げてきました。なんで? なんで…!?
そんな時、電話が鳴り…。出ると、児童相談所の職員からでした…。
(にしやまポケット)