甘くてみずみずしい「桃」は夏に旬を迎える果物です。お中元やお盆のお供えとして、箱入りでいただいた方もいるでしょう。
しかし、
桃はデリケートであまり日持ちしないのが難点。桃をおいしく長期保存させたいなら、冷凍保存がおすすめです。
そこで今回は、
桃の冷凍保存の方法について詳しく解説。また、桃を使ったデザート・ドリンクレシピ【10選】も集めました。冷凍した桃の食べ方やアレンジに役立つので、ぜひ参考にしてください。
■桃の冷凍保存の方法上手に冷凍して保存をすることで、
最長で1か月ほど保存することが可能になります。
・桃を丸ごと冷凍する方法
桃はやさしく水で洗い、丁寧にふき取りましょう。力強くこすると傷みの原因になるので注意。桃をひとつずつラップで包み、フリーザーパックに入れて空気を抜いて密閉したら、冷凍庫に入れてください。
桃を丸ごと保存すると、皮むきが簡単になるというメリットがあります。内側の実と外側の皮との間に若干のズレが生じ、解凍したときに皮がスルッとむけるようになるのです。
・桃をカットして冷凍する方法
食べやすい大きさにカットして冷凍すれば、食べるときに簡単です。ただし、桃は皮をむくと茶色く変色してしまうので注意。
変色を防ぐために、レモン汁をかけるのがポイントです。
4切れ程度ずつ小分けにしてラップに包み、フリーザーパックに入れて空気を抜いて密閉したら、冷凍庫に入れましょう。必要な分だけ使えて、デザートやドリンク作りに便利です。
■冷凍した桃の解凍方法は?冷凍した桃は
室温で自然解凍するのがおすすめです。冷凍庫から出して10〜30分ほどすると半解凍の状態になり、シャーベットのような感覚で味わえます。
完全に解凍してしまうと水分が流れ出て、桃本来の食感や風味を失ってしまいます。解凍するときはできるだけ半解凍の状態で止めるようにしましょう。
■桃の<スイーツ>レシピ5選・焼き桃アイス
桃は焼くと甘みが格段にUP! グラニュー糖を振り、ガスバーナー(トースターでも可)で焦げ目がつくまで焼きます。焼き立て熱々にバニラアイスを添えば、まさに至福の味です。
・ピーチヨーグルト
桃にピーチリキュールをからめて風味をプラスするのがポイント。ヨーグルトの酸味とよく合い、ヘルシーにさっぱりと食べられます。朝食やダイエット中のおやつにも最適です。
・ミルクプリン桃ソースがけ
桃1個を贅沢にすりおろしたソースが絶品! まろやかなミルクプリンはゼラチンで手軽に作れて、甘酸っぱい桃ソースと相性抜群です。ヨーグルトやアイスにかけてもおいしいですよ。
・桃の簡単ミルクゼリー
混ぜて冷やすだけで、ふるふるゼリーの出来上がり。桃がゴロッと入っていて贅沢感があり、ジューシーな甘さを堪能できます。お子様と一緒に作れるため、夏休みのデザートにも◎。
・桃のふるふるムース
白ワイン香る、桃のマリネをピューレ状にして、大人上品なムースに。ソースは桃の皮を使い、ピンク色でおしゃれです。桃のやさしい甘さと芳醇な香りが感じられ、なめらかな食感がたまりません。
■桃の<ドリンク>レシピ5選・ピーチジンジャーエール
グラスに桃を入れて、ジンジャーエールを注ぐだけ! 桃の風味と、ジンジャーエールのキリッとした辛味がよく合います。爽やかな飲み心地で、暑い日にイチオシです。
・ピーチラッシー
甘みのない桃でも、ラッシーにするとおいしく栄養満点。桃の香りが広がり、牛乳が苦手な方でも飲みやすそうです。暑い日は冷凍した桃を使い、フローズン状で楽しむのもアリ。
・ピーチクリームソーダ
フレッシュな桃の甘さとソーダの爽快感が見事にマッチ。仕上げにバニラアイスやチェリーをトッピングして、おうちで喫茶店気分を味わいましょう。果肉の食感がほど良く残り、飲みごたえも抜群です。
・桃と白菜のスムージー
カリウムや食物繊維が豊富な桃×白菜を組み合わせた、美肌やデトックス効果が期待できるスムージーです。マシュマロで甘みをプラスするのがポイント。朝の一杯にもぴったりです。
・ベリーニ風カクテル
桃の白ワイン漬けをスパークリングワインで割る、おしゃれカクテルです。桃の上品な甘さと香りで飲みやすく、カクテル初心者にもおすすめ。夏のおうち飲みにいかがですか?
桃は冷凍保存すれば、みずみずしさをキープでき、長くおいしく楽しめます。そのままシャーベットのように食べるのはもちろん、スイーツやドリンクなどのアレンジで桃をとことん堪能してくださいね。
(川原あやか)