■母ユキミ第一章スタート子どもを産んだら母になった。
いや、文字にすると当たり前すぎて3分の1も伝わらない。
うまく説明できるかわからないが、私は子どもを産んで母になった瞬間にこれまでの自分が「完」(完結)となり、母としての第一章がスタートした気持ちになった。
当たり前だが人生は生きている以上「完」なんてことはなく、ずっと続いてそしてつながっているんだなぁ…と思った。
子どもを産んだからといって今までの自分は変わらないし、知識や経験でちょいとレベルアップはできても「かぼちゃがマンゴーになりました!」なんてとんでも変化をすることはできない。
できたとしてもかなりムチャをしているし、原形の跡形もない。
例えが下手過ぎたせいでなんだかしっちゃかめっちゃかになった。
かぼちゃとマンゴーは置いておきましょう。
母になった私は産前の自分の好きだったものにも「産前の自分が好きだったものなため完」として蓋をしてしまったため、育児でどうにも行き詰まったときに逃げ場がなくなってしまった。
行き詰まったときも母である以上育児のこと以外を考えるのはご法度な気がして、そんなときでも現実と向き合ってしまった。
(ちなみにこのときの状況は私のブログで産後うつになった話としてつづってあります)
世の中には育児で行き詰まったらそこから逃げないでとことん向き合う、という方もいらっしゃるだろうが自分はそういうタイプではなかったらしい。
■母5年目に気づいたことこれに気づけたのは母になって5年目くらい。
やっと…やっと生まれたんですよ「余裕」が。
「あれ? 病んでない?」「今の自分ちょっと危なくない?」なんて、自分のことに目を向ける余裕が!
本当は産後も常にこの「自分にも目を向ける余裕」がほんのちょっとでもあったらよかったんだろうけど、ないよね…。
そんな余裕がない状態プラス「母になったんだから!」という思考が強かったので、いろいろこじれてしまったんだろうなーと思う。
そんな経験をした私が育児中大切にしている自分らしさとは…
■自分らしさのものさし自分らしさ! 大事!!
ちなみに「自分らしさ」ってよく聞くけど、そうみんながみんな「自分自分!」を意識して生活しているわけじゃないと思うし、自分らしさという言葉を聞いて「私は自分らしさなんてものない…」という方もいると思う。
「誰かにリーダーシップをとってもらって、そのサポートをすることが一番気持ちよく過ごせる!」なんてのもその方の自分らしさだし、決まったものの中から選んだ方がしっくりするし安心する方だっている、それも自分らしさだと思う。
自分らしさって「自分自分!」って我を通すということではなく、自分にとって毎日が一番快適に過ごせるものさしなのではないだろうか。
ちなみに私の自分らしさのものさしは、以下のふたつ。
・自分の目で見て自分で判断する
・好きなものに囲まれるこれです。
今の情報過多の時代、ありがたい情報やあんまり知りたくない情報を毎日たくさんインプットするけれど、それを自分の意見として決めるときは自分で試したり、試せないときは行動する前に自身に置きかえて妄想してみたりする。
言葉にすると堅苦しくなるがシンプルに言うと「自分のことは自分で決めたいな」です。
人に決めてもらったり誘導してもらうのがなんとなく申し訳なくなってしまう性分なのです。
あと毎日少しでもご機嫌でいられるように、自分の身の回りは好きなもので固めています。
大人になって機能性重視…と思っていたけれど、自分は機能よりも見ていて元気になるものが好きなのでそういったものを見つけたらせっせと集めている。
多分一生ミニマリストとは無縁の生活である。
でもこれで毎日快適なのだから! よい!
このふたつは私のものさしですが、皆さまもひとつでも自分らしさを決めるものさしを見つけて少しでも毎日快適に過ごせますように。
(ユキミ)