いよいよ「食欲の秋」の到来。濃厚で深みのある味わいが恋しくなる季節ですね。
秋野菜の代表格であるサツマイモは、
煮るだけでしっとりとおいしく仕上がり、おやつにもおかずにも大活躍! 煮るときの調味料を変えることで、普段とは一味違ったアレンジも楽しめますよ。
今回はサツマイモの煮物レシピ3選をご紹介します。定番の甘辛煮をはじめ、オレンジジュースを使った爽やかな煮物も登場。
いずれも日持ちしますので、作り置きにも最適です。煮物は冷める過程で味がしっかりとしみ込むため、時間を置いてから食べると、より一層おいしくいただけますよ!
【いつもと違う味わいを堪能できる】サツマイモのオレンジ煮サツマイモのオレンジ煮【材料】(2人分)サツマイモ 1本
オレンジジュース 200ml
砂糖 小さじ 2
ハチミツ 大さじ 1
【下準備】1、サツマイモは皮ごときれいに洗い、幅1〜1.2cmの輪切りにして水に放つ。
【作り方】1、鍋に、水気をきったサツマイモ、オレンジジュース、砂糖、ハチミツを加え、鍋の蓋をして強火にかける。煮たったら火を弱め、さらに10〜12分煮て、竹串を刺してスッと刺さったら火を止め、器に盛る。
サツマイモの濃厚な甘さにオレンジジュースの酸味が加わり、後味がさっぱりとした一品です。ハチミツの代わりにマーマレードを使うと、さらにオレンジの風味が際立ちます。サツマイモといえばレモン煮が定番ですが、こちらもぜひお試しを!
【ヘルシーおやつとしても活躍】定番常備菜! サツマイモの甘辛煮定番常備菜!サツマイモの甘辛煮【材料】(4人分)サツマイモ 1本
塩(塩水用) 大さじ 1
砂糖 大さじ 3
しょうゆ 大さじ 1
【下準備】1、サツマイモは皮ごときれいに洗い、食べやすい大きさの輪切りにして、塩水に15分くらい浸けておく。
サツマイモが細い場合は半分の長さに切って、細長い状態で煮たり、細長いまま切らずに姿で煮るのも、変化があって楽しいですよ。この場合は3〜4本使って下さい。
【作り方】1、鍋に、水切りしたサツマイモとたっぷりの水を入れて強火にかけ、煮立ったら中火にして5分ゆで、ザルに上げる。
2、鍋にサツマイモを並べ、ひたひたの水、砂糖、しょうゆを加えて落とし蓋をし、弱めの中火で煮汁が少なくなるまで15分くらい煮る。
ひたひたでなくたっぷりの水で煮たり、強火で煮たりすると、鍋の中でサツマイモが踊って、煮崩れてしまいますので注意して下さい。
おやつやお弁当にも重宝する甘辛煮は、覚えておくと便利な定番レシピです。煮崩れしないように水の量と火加減に注意するのがコツ。ひたひたの水と弱めの中火で煮るとキレイな形をキープしたまま仕上がりますよ。
【お弁当の隙間埋めにも】自然な甘み! サツマイモのほっくり煮自然な甘み!サツマイモのほっくり煮【材料】(2人分)サツマイモ(小) 1~2本
砂糖 大さじ 1.5
しょうゆ 大さじ 1/2
【下準備】1、サツマイモは、皮を傷つけない様に手できれいに洗い、食べやすい大きさに切って、分量外の塩水に約15分放つ。
【作り方】1、鍋に水きりしたサツマイモとたっぷりの水を入れて強火にかけ、煮たったら中火にして5分ゆで、ゆで汁をきる。
2、(1)にひたひたの水、砂糖、しょうゆを加える。落とし蓋をし、弱めの中火で煮汁が少なくなるまで煮て、器に盛る。
サツマイモをあらかじめ塩水に漬けることで、甘味が一層引き出されます。シンプルな味付けで、サツマイモ本来の優しい甘さを堪能できる一品です。冷めてもパサつかず、弁当のおかずにもぴったり。
■下準備でサツマイモの色味と甘さを引き出すコツサツマイモの煮物は、鮮やかな色合いが食欲をそそりますよね。しかし、調理後に黒ずんでしまうことはありませんか?
これはサツマイモに含まれる
アクの成分が空気に触れて変色するのが原因。今回ご紹介したレシピでは、下準備でサツマイモを水にさらしてアク抜きをすることで変色を防いでいます。
また、甘さをさらに引き出したいときには、
サツマイモを塩水に漬けるのがおすすめです。塩の対比効果で甘味が増し、砂糖を控えめにしても十分に甘さを感じられます。
ただし、水に漬けすぎると水溶性の栄養素が失われてしまうので、
アク抜きも塩水処理も短時間で行うようにしましょう。旬のサツマイモを使ったホクホクの煮物は、やさしい甘さが魅力。ぜひ秋の味覚を堪能してくださいね!
(Lily-bono)