■これまでのあらすじ
母の日にお年玉で母にプレゼントをした際お金がもったいないと言われたことから、くらは自分の家にはお金がないのだと思い、親に対して気を遣うようになってしまう。姉が中学受験をすることになり、母から自分も受験をするかとたずねられても、お金を使わせるわけにはいかないと拒否するのだった。そんな中、母から家の鍵を持たされたくらは一瞬テンションが上がるがその責任の重さに怖くなってしまう。しかしいざ家でひとりになってみると、解放的に感じるのだった。
■母が忙しくなり…
■母と過ごす時間は僅か…
■ひとりで寂しい…
誰もいない家に解放感を持った私でしたが、姉だけでなく塾の送迎で母もいない時間が増えると寂しくなりました。
細かな時間は覚えていませんが、姉は自宅から3駅くらい離れた塾に通っていたので、片道40分、往復1時間〜道が混んでいると2時間という距離を、母は車で送迎していました。
午前中はパートもして、夕食準備やそのほかの家事にと忙しかったでしょう。
今だったら「そりゃ大変だよな…」と母の状況を想像できますが、小学生の私は当時、ひとりでご飯を食べるのがただただ寂しかったのです。
(くら)