■これまでのあらすじ
ごく普通の家庭に育ったくらだが、姉が中学受験をすることになったことで、下校後や夜にひとりで過ごすようになる。夕方までは自由を感じるが、夜にひとりとなると怖くて…。そこで母に頼んで、姉の塾への送迎に一緒について行くことにしたくら。しかし、ただ車に乗っているだけの時間は小学生には退屈で…。うっかり「ひま」と言ってしまったくらは塾の送迎やパート、家事に子育てで精一杯の母をイライラさせてしまうのだった。
■やってしまった…!
■自分でやろうと思ったら…
■やってあげるって言ったのに!?
やってあげているのに文句を言われたら、怒りますよね。当時はなんだか急にブチギレられたように感じて、「え…!?」と戸惑いましたが…。
くしを机に叩きつけられて怖かったです。でもコレは怒られておいて良かったかな…と、今では思います。できればもうすこし優しく怒られたかったけれど…。
そして翌日。昨日は自分でやれって言っていたのに、今日はやらせないと怒って…、なんなんだ!? 母親の不機嫌に翻弄(ほんろう)されていましたね…。
このお話は過去の体験をもとに大幅にフィクションを入れてます。創作物としてお読みいただけますと幸いです。
(くら)